2012 Fiscal Year Research-status Report
中華世界にける「唐装」、「漢服」、「漢服運動」に関する人類学的研究
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23652196
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Research Institution | Aichi University |
Principal Investigator |
周 星 愛知大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (00329591)
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Keywords | 国際情報交換 |
Research Abstract |
中国の各主要都市で引き続きフィールドワークや資料収集を行いました。北京、南京、上海、済南、杭州、楊州など漢服運動の活発な都市で、漢服運動グループの活動家や参加者たちにインタビューや聞き取りをして、その活動の現場や実態を参与観察をしました。2012年度の現地調査の範囲は2011年度より拡大したといえますし、いくつか新しい事実や関連資料を確認することができて、この課題の研究にとって、重要な進展もあったとも言えます。 新唐装、漢服、漢服運動をテーマにして、学術講演を複数行いました。これらの講演活動により、漢服運動の関係者だけではなく、この課題に関心を持つ中国人学者たちとの交流も実現しました。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
中国本土の各主要都市での現地フィールドワーク調査は、ほぼ、計画通り実現しました。 中国国内での資料収集やインタネット上の関連情報・実態・動態などをほぼ把握し、数多くの研究資料・情報を収めました。 中間報告という形で、中国国内での講演活動等を通して、研究対象として漢服運動参加者、また、中国人学者たちの学術交流を図り、この課題の研究を深めました。 全体として「研究の目的」の達成度は、約70%になるかと思います。
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Strategy for Future Research Activity |
中国国内の追跡・補足調査を考えると同時に韓国、台湾、香港、シンガポールなど、中国周辺の「中華世界」での民族衣装に関する資料収集や現地調査を実施します。 研究資料を整理し、分析する。できるだけ研究報告に吸収されるように努めます。 研究論文や講演原稿の完成度アップを図ります。 研究報告書をまとめます。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
2013年5月、韓国釜山、ソウルで資料収集します。 2013年8月、中国国内で追跡・補足調査を行います。 2013年9月-12月、研究報告書をまとめます。 2014年1月、香港、シンガポール、マレーシアで資料収集します。 2014年2月、台湾で資料収集や現地調査をします。 2014年3月、報告書の最終チエックします。また、冊子をまとめて、印刷します。
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Research Products
(3 results)