2013 Fiscal Year Annual Research Report
中華世界にける「唐装」、「漢服」、「漢服運動」に関する人類学的研究
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23652196
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| Research Institution | Aichi University |
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Principal Investigator |
周 星 愛知大学, 国際コミュニケーション学部, 教授 (00329591)
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| Keywords | 中華世界 / 唐装 / 漢服 / 漢服運動 / 文化人類学 / 民族服装 / サブカルチャー / 構築主義 |
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| Research Abstract |
文化人類学のフィルードワークの方法を用いて、何回もの現地調査を実施し、複数のインフォーマントにインタビューし、大量の研究資料を把握した上で、中国大陸をはじめとして、台湾、香港、マカオ等を含む「中華世界」における「民族服装」に関する様々な動きおよび文化的ナショナリズムとの関係性を明らかにした。特に中国大陸の社会において、「民族服装」問題をめぐる論争の実態、漢服愛好者のサブカルチャーグループの成長、少数民族の「民族服装」の変容及び中国政府の「漢服運動」に対する基本姿勢などを究明した。
『中華世界における「唐装」、「漢服」、「漢服運動」に関する人類学的研究－平成２３年度－２５年度科学研究費補助金「挑戦的萌芽研究」研究成果報告書』（課題番号：２３６５２１９６）、研究代表者：周星（愛知大学国際コミュニケーション学部教授）、荒川印刷、平成２６年（２０１４）年３月発行。合計１００ページ。
この報告書は中国語論文３編、日本語論文１編、学術講演の記録１編、「２０１１－２０１３年度漢服運動の新たな動態」１編などが収められており、「研究経過：資料収集と現地調査の概要」、「研究発表」等を加えてまとめたものである。
本報告書では、斬新な着想や着実な現地調査にもとづく研究実践を行うことにより、中華世界におけるグローバル化とローカル化の同時進行の仕組みを考察し、新しい視座や課題を中国に関する文化人類学研究に提示することが可能であることを示し、本研究の成果が期待できるものとしては、巨大民族・文化体系を対象とする今後の文化人類学の発展や可能性に対して、参考となる価値をもつ研究例を示すことができるという点にある。
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[Presentation] 萌作為一種美2013
Author(s)
周星
Organizer
中国芸術人類学学会2013年度国際学術研討会
Place of Presentation
中国山東大学
Year and Date
20131024-20131027
Invited
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