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2012 Fiscal Year Research-status Report

コンテンツ・ファンド活性化に向けての横断的な法整備に関する比較法的研究

Research Project

Project/Area Number 23653023
Research InstitutionWakayama University

Principal Investigator

長阪 守  和歌山大学, 経済学部, 准教授 (30379606)

Keywordsファンド / コンテンツ / 投資信託
Research Abstract

当該年度については、積極的にコンテンツファンドの日本における適切な運用という視点から、投資会社、投資顧問会社、銀行、生命保険、信託財産の各種の運用期間、また、当該業務に関わる財務部門、会計部門の担当者に対するヒアリングを行った。
また、国際法的な視点では、主に、香港、中国エリアの近似の動きを確認するために、香港への出張を行い、上記と同様に、投資顧問会社や政府系機関あるいは、大学研究者との交流に努め、資料収集を行った。
ヒアリング結果からも明らかになった、当該、研究対象である日本型のコンテンツファンドの問題としては、情報公開のレベルと、投資家の自己責任のレベルをいかに設定するかということ、また、投資家の自己責任の問題に対して、日本においては、投資家保護を重要視するために、結果的に、アジア諸国と比較しても、ガラパゴス化の問題が発生しているという確信を得ている。
今後は、情報公開の妥当性を確保して、より投資会社の運用、投資家の勧誘がしやすくなるような法制度を整えていく必要があるという認識のもとに、次年度以降は、欧米、またシンガポールなどのファンドの運用実態についての研究をしていく必要があるという結論にいたったことは、適切に研究の目的を達成し、研究の実施計画に基づいての研究の実施について、大きな前進であるということができる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

昨年度は、体調の不良や予想以上に他の業務、研究に時間を取られるということがあったが、所属している和歌山大学の大きな支援を受けて、適切に研究計画を進めることができたと思われる。
特に、各種のヒアリングを実施したことにより、図書館での資料収集や、海外出張時の資料収集で適切な資料を多く収集できたことが、研究目的の達成に大きく寄与しているものと思われます。

Strategy for Future Research Activity

今後も、定期的に国内出張を行い、主に関東地域に在住、勤務している銀行勤務者、投資会社、投資信託会社のファンド担当の方々との交流を図り、研究のためのヒアリングや勉強会を続けていきたいと考えている。
また、昨年度は、アジア方面での資料収集やヒアリングが主になったため、今年は、欧米での実態の調査や研究者へのヒアリングなどを実施したいと考えている。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

国内出張、海外出張で7割。
通信費や会議用の資料のための備品購入費、
書籍の購入で3割程度の研究費の利用を考えている。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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