2011 Fiscal Year Research-status Report
「学士力」を客観的に査定するルーブリックの研究開発
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23653267
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
川嶋 太津夫 神戸大学, 大学教育推進機構, 教授 (20177679)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 高等教育 / 学習成果 / アセスメント / ルーブリック |
Research Abstract |
本年度は、研究計画の初年度にあたることから、文献調査を中心として高等教育におけるアセスメント(学習測定・学習評価)の歴史及び課題の整理を行った。その上で、高等教育のアセスメントにおいて今後重要と思われる「ルーブリック(学修の評価の観点と基準を示した表)」について、海外の高等教育機関等での活用例を、主としてインターネットを通じて資料収集した。 合わせて、関連学会、シンポジウム等に参加し、日本のアセスメントの情報を収集した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
海外調査を実施する予定であったが、本務校での業務等との関連でスケジュールが合わず、ルーブリックの実際の活用上の課題などに関しては十分な調査ができなかった。それ以外のアセスメント(学習測定・学習評価)に関する基礎的な概念・理論・方法の調査研究に関しては、おおむね計画通りである。
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Strategy for Future Research Activity |
計画2年目に当たる平成24年度では、前年度実施できなかった国内外関係者・機関への訪問調査を積極的に実施するとともに、「学士力」に示された学習成果の「判定基準(ルーブリック)」をスプレッドシート等を活用して試作する。 合わせて、関連学会あるいは雑誌等にその成果を報告する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成24年度は、平成23年度に実施できなかった海外調査に主力を置く。そのために、研究費は繰り越し分も含めて海外調査旅費と関連した国内調査旅費に支出する予定である。
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