2012 Fiscal Year Research-status Report
「学士力」を客観的に査定するルーブリックの研究開発
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23653267
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
川嶋 太津夫 神戸大学, 学内共同利用施設等, 教授 (20177679)
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Keywords | アセスメント / 学習成果 / ルーブリック / 質保証 |
Research Abstract |
今年度は「学士力」のルーブリック作成の参考とするため、2012年7月31日から米国アルバカーキ市で開催されたAALHE大会、2013年3月6日から米国ボストン市で開催されたAACUの一般教育アセスメントに関する大会に参加し、VALUEルーブリック、その個別大学への導入過程などを学んだ。 国内においては、2102年6月30日から北海道大学で開催された大学教育学会、9月30日から東京大学で開催された高等教育質保証学会の各大会に参加し、学習成果のアセスメントに関する国内大学の現状と課題について情報収集と意見交換を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
平成24年度の研究計画に関しては、申請書に記載した事項のうち米国調査については、個別大学の事例調査を除けば、おおむね達成できた。 一方、欧州調査に関しては、大学での業務の多忙化により、調査のための十分な時間が割けず訪問調査ができなかった。その代わり、インターネットや出版物等での情報から、ある程度の現状は理解できたと考える。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は、昨年度実現できなかった、欧州大学でのアセスメントにおけるルーブリック活用の状況を調査するとともに、「学位力」のアセスメントのためのルーブリックを試行的に作成し、その妥当性を確認する。 これまでの研究活動を踏まえて、論文や報告書に執筆あるいは関連学会で報告し、研究成果の第三者による評価を受ける機会を設定する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
欧州大学におけるアセスメントの現状と動向、アセスメントにおけるルーブリック活用の現状と動向について現地調査を実施する。そのための海外旅費を計上する。 国内学会等での報告や国内大学でのアセスメントの状況に関する調査を行うため、その旅費を計上する。 最終年度のため、成果を取りまとめた報告書を印刷するための経費を計上する。
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