2012 Fiscal Year Research-status Report
音楽科教育法の授業における「音楽づくり」の現状と指導プログラム開発
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23653292
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Research Institution | Shiga University |
Principal Investigator |
林 睦 滋賀大学, 教育学部, 准教授 (40402698)
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Keywords | 音楽づくり / 音楽科教育法 / 教員養成 / 地域連携 |
Research Abstract |
音楽科教育における「音楽づくり」の指導プログラム開発や普及に関して、以下のような研究や実践を行った。 1)滋賀大学教育学部における初等音楽科教育法の授業で、学生を対象に、これまで学校で「音楽づくり」を経験してきたかなどの事前調査、「音楽づくり」のプログラム開発に基づいた基本的な指導、事後調査を実施した。 2)研究を進めていくうちに、大学教育だけでなく、「音楽づくり」を普及させるための出前講義や教員講習を並行して実施する必要があるという結論に至り、出前講義を1回と教員講習を2回実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当初の研究予定では、滋賀大学の初等音楽科教育法の授業で2クラス(100人)×2学期×2年間=400人程度にアンケート調査を行う予定であったが、授業の体制等の理由から1クラスでしかアンケート調査・実験が行えなくなったことにより、計画の半数しか調査できていないため、もう1年かけてデータをとりたいと考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
学生への質問紙調査の結果など、さらにデータや資料を集め、音楽科教育法の授業における「音楽づくり」の指導プログラムの開発を進めたい。 調査の結果や、指導プログラムの内容、そこに至るまでの出前授業や教員講習会の実践記録等も含め、研究成果を年度末に報告書にまとめる予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
学生への質問紙調査のデータ分析のための人件費が必要である。また「音楽づくり」を地域の学校園へ普及していく活動の際に、より充実した出前授業や教員講習会を行なっていくために、研究代表者だけではなく「音楽づくり」を専門とするエキスパートも招聘して講習会を開催したく、そのための謝金やそこで使う楽器にも研究費を使用したい。年度末には、成果を報告書にまとめ、研究機関や研究者に送付するため、参考文献の購入、報告書の印刷費や送料が必要である。
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