2013 Fiscal Year Annual Research Report
スラブ流体の微量成分元素を高温高圧蛍光X線でその場分析する
Project/Area Number |
23654187
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
川本 竜彦 京都大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (00303800)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
三部 賢治 東京大学, 地震研究所, 助教 (10372426)
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Keywords | マグマ / マントルウェッジ / 沈み込み帯 / 元素分配 / 高温高圧 |
Research Abstract |
水流体とメルトをダイアモンドアンビルセル型高温高圧発生装置、および、マルチアンビル型高温高圧発生装置内で高温高圧条件におき、放射光X線を照射し微量成分元素の蛍光X線スペクトルを採集することにより、水に富む流体とマグマの間の微量成分元素の分配を、広い温度・圧力範囲で観察した。 ダイアモンドアンビル型高温高圧発生装置を用いる実験はフランスの大型放射光施設ソレイユで行った。また、マルチアンビル型高温高圧発生装置を用いる実験は兵庫県の大型放射光施設スプリング8で行った。2種類の高温高圧発生装置を用いて実験をすることで、エネルギー範囲の異なる多くの元素について、メルトや、メルトと共存する水流体からの蛍光X線スペクトルの測定に成功した。 ダイアモンドアンビルセルを用いて、ルビジウム、鉛、ストロンチウムの分配を測定した実験に関しては、雑誌に投稿した。マルチアンビル型高温高圧発生装置を用いた実験に関しては、できるだけ早く投稿したい。
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Research Products
(17 results)
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[Journal Article] Mantle wedge infiltrated with saline fluids from dehydration and decarbonation of subducting slab.2013
Author(s)
Kawamoto, T., Yoshikawa, M., Kumagai, Y., Mirabueno, M. H. T., Okuno, M., Kobayashi, T.
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Journal Title
roceedings of the National Academy of Sciences, U. S. A.
Volume: 110
Pages: 9663-9668
DOI
Peer Reviewed
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[Presentation] アジア東縁の沈み込み帯に産するマントルかんらん岩中の間隙水起源ハロゲンと希ガス2013
Author(s)
小林真大, 角野浩史, 齋藤健彦, 長尾敬介, 石丸聡子, 荒井章司, 芳川雅子, 川本竜彦, 熊谷仁孝, 小林哲夫, Ray Burgess, Chris J. Ballentine
Organizer
地球惑星科学連合大会
Place of Presentation
千葉市
Year and Date
2013-05-23
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