2013 Fiscal Year Annual Research Report
蛍光画像法に利用する『発光色が可変可能な』ナノ粒子ライブラリーの構築
Project/Area Number |
23655138
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Research Institution | National Institute for Materials Science |
Principal Investigator |
白幡 直人 独立行政法人物質・材料研究機構, その他部局等, その他 (80421428)
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Keywords | ゲルマニウム / シリコン / 蛍光標識 / バイオラベル / ナノ粒子 / 蛍光 / 発光 / クリックケミストリー |
Research Abstract |
生体分子の認識現象をリアルタイムで観察できる「蛍光イメージング」に使用するための『生体分子を接合した環境半導体ナノ粒子ライブラリー』を世界に先駆けて創り出すことを目的とし研究を進めた。平成25年度は下記の成果を得た。 ○Geナノ粒子を利用した波長可変を達成した。平成24年度は粒子サイズ制御に基づいて紫外-可視(緑,~500nm)を達成したが(Langmuir 2013, 29, 7401-7410)、本年度は高温場での液相還元法を開発し、可視長波長域(600~750nm)において、高い量子収率で蛍光発光するGeナノ粒子の開発に成功した(N. Shirahata, J. Sol. Stat. Chem. 2014, in-press)。さらに、同方法を用いて、近赤外域(λ=1260nm)で蛍光発光するGeナノ粒子の合成にも成功した(B. Ghosh, M. Ogawara, Y. Sakka, N. Shirahata, J. Nanosci. Nanotech. 2014, 14, 2204-2210)。 ○Siナノ粒子の高密度表面修飾法を開発したことでアミノ基で終端されたSiナノ粒子の合成に成功した。SAMマイクロアレイ上で分子認識試験を行ったところ良好な結果を得た。さらに当該分子認識をSiの蛍光イメージングで検出することに成功した(N. Shirahata, J. Nanosci. Nanotechnol. 2014, 14, 2640-2643)
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