2013 Fiscal Year Research-status Report
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23656246
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Research Institution | Hiroshima National College of Maritime Technology |
Principal Investigator |
梶原 和範 広島商船高等専門学校, 電子制御工学科, 教授 (10300617)
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Keywords | 弾性振動 / 電子回路雑音 / 雑音低減 |
Research Abstract |
申請時における平成25年度の計画は雑音電圧を低減化するための装置を具現化し、その効果を検証することであった。しかしながら、補助事業延長を申請した事由により、実験の進展が得られなかった。 申請時における平成24年度の計画は、雑音電圧の測定及びその評価であった。しかしながら平成23年度の実施状況において記載したとおり、古典的現象としてとらえる粒子の擾乱生成と特性評価が完了していない。このため、まず23年度分の目的を達成することが先決であった。従って当初の平成24年度計画にあたる雑音電圧の測定に必要な装置の設計製作を行うとともに、直動システムを用いた装置を構成して年度計画の遅れを回復する必要があった。 粒子に対する擾乱生成用の直動システムは、基本的には搬送用途で使用されることが多く、価格と性能に関して選定に制約が大きいものであった。結果として直動システムの構成機器の最終的な選択に時間がかかり、年度末にようやく製品が納入された。これから実験か同様のプログラミングを行うこととなる。また、この直動システムを用いたデータの収集もこれから行うこととなる。従って、研究計画はかなり遅れが生じているのが実情である。 一方、雑音電圧の測定や平成24、25年度に利用予定の弾性振動発生装置の設計については、使用する圧電振動子の選定と駆動用増幅域の設計を行ったものの、電子回路部品に振動を加える装置の一部を試作した段階であり、素子の駆動条件を広範囲に行えない段階となっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
平成23年度計画の片栗粉の落下分布測定のための装置として、電動アクチュエータすなわちモータを駆動源とする直動システムによる設計を行った。ただし、駆動源となるモータの回転原理によりステップ状のもしくはランプ状の変位しか得られず、動作が滑らかでかつ高速回転可能なモータを使用する直動システムが必要となった。しかしこれでは費用がかさむため装置の再検討を行ったが予定以上の時間を要して遅れに結びついた。
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Strategy for Future Research Activity |
申請時における平成25年度の計画は雑音電圧の測定であった。しかしながら平成24年度の実施状況で記載したとおり、古典的現象としてとらえる粒子の擾乱生成と特性評価が完了していない。このためこれらの遅れを回復することが急務である。従って、当初計画の雑音電圧の測定に必要な装置の設計を行うと共に、直動システムを稼働させて遅れを回復する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成25年度当初から所属機関において利用している実験室が配置された建物の改修工事は実施されたため、研究を支障なく遂行する環境が得られなかった。 この改修工事は、本課題を申請した段階では計画されておらず予想外の事態であった。 申請時における平成25年度の計画は雑音電圧の測定であった。しかしながら平成24年度の実施状況で記載したとおり、古典的現象としてとらえる粒子の擾乱生成と特性評価が完了していない。このためこれらの遅れを回復することが急務である。従って、当初計画の雑音電圧の測定に必要な装置の設計を行うと共に、直動システムを稼働させて遅れを回復する。 これらの実験用の電子回路部品の購入及び成果発表用の旅費、投稿費用として使用する。
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