2011 Fiscal Year Research-status Report
発展途上国で利用可能な堆肥化と発電を同時に行える土壌微生物電池の開発
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23656299
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
大嶺 聖 九州大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (60248474)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安福 規之 九州大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (20166523)
HEMANTA Hazarika 九州大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (00311043)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 微生物電池 / 堆肥化 / 発電 / 有機物 / 嫌気発酵 / 竹炭 |
Research Abstract |
特殊な薬剤や高価な材料を用いずに微生物代謝による有機物分解の促進を行うために,活性炭や炭素繊維を用いた微生物電池の適用を行った。刈草や生ごみなどの様々な有機物をコンポストにする過程で微生物電池としての電力が発生することが確認された。微生物電池の正極にラップをして,内部の有機物ができるだけ嫌気条件となるようにすることで電力を向上させることが明らかとなった。有機物分解後の試料については,肥料としての成分を有することが示された。有機物の分解に伴う微生物電池において,負極に竹炭と鉄線を用いることで電力を向上させることができた。このときの最大発電力は,394.1 mW/m2であった。さらに,稲の栽培における微生物電池についても実験を行った。その結果,稲の生長に伴い約0.5Vの電圧が発生することが確認できた。バングラデシュ・ダッカのグラミン・シャクティーを訪問して,バイオガスの施設見学と堆肥化研究の打合せを行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
有機物の嫌気分解に伴う微生物電池の性能を明らかにすることができた。また,有機物分解後の試料が肥料としての成分を有することが示された。さらに,稲の栽培における微生物電池の適用性についても,実験的に検証を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
社会事業として九州大学が取り組んでいるグラミン・クリエイティブ・ラボ@九大において,この研究のアジア地域での活用を計画しており,バングラデシュでのコンポスト型微生物電池の適用が期待される。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
植物(稲)による微生物電池については,復旧の遅れている東北での農地での適用(試験研究)を検討している。
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Research Products
(1 results)