2012 Fiscal Year Research-status Report
脱ガラパゴス!日本の空間情報技術の国際展開に関わる世界各国の潜在的ニーズ分析
Project/Area Number |
23656358
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
関本 義秀 東京大学, 空間情報科学研究センター, 特任准教授 (60356087)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柴崎 亮介 東京大学, 空間情報科学研究センター, 教授 (70206126)
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Keywords | ダッカ / ハノイ / バンコク |
Research Abstract |
平成24年度は、計画に基づき、前年度調査を行った都市のうち、いくつかを訪問し、意見交換等を行った。具体的には、ハノイ(ベトナム)、ダッカ(バングラディシュ)、バンコク(タイ)に訪問し、それぞれの携帯電話会社、現地政府、大学と、携帯電話を用いた人々の流動把握とそのデータの利活用について意見交換を行った。 また、各国訪問前にはカウンターパートを通じ、事前に各国居住者50-100人程度にオンラインアンケートを行い、「一日の携帯電話の利用頻度」「携帯電話料金の収入に対する支払意思」「交通情報や気象情報、施設情報の入手方法」「ICTの利用に有望な分野」などに関して調査を行ったところ、携帯電話に関する支払意思はかなり高く、収入レベルに関わらず最大あるいは唯一のライフラインであることや、交通情報、気象情報はいまだテレビやラジオ等の携帯でないデバイスで情報収集することが多い一方で、将来的には交通情報の電子的な配信が最も有望と考えている都市が圧倒的に多いこともわかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
おおむね順調である一方で、実際に各都市で意見交換を行うことにより、いくつかの都市では、携帯会社や大学等と実プロジェクトを進めようという機運にもなっている。
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Strategy for Future Research Activity |
前年度調査しきれなかった都市について引き続き、調査を行っていく予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
引き続き、クラウドソーシングサイトの利用や海外発表などに予算を使用していく予定である。
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Research Products
(3 results)