2013 Fiscal Year Annual Research Report
サブカルチャーのアイコンが都市空間に与える影響に関する考察
Project/Area Number |
23656366
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Research Institution | University of Hyogo |
Principal Investigator |
竹田 直樹 兵庫県立大学, 緑環境景観マネジメント研究科, 准教授 (20316037)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八木 健太郎 西日本工業大学, デザイン学部, 准教授 (30352222)
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Keywords | アニメ / マンガ / サブカルチャー / ガンダム / トトロ / 仮面ライダー / サイボーグ009 / ゲゲゲ |
Research Abstract |
最終年度においては、東京・杉並区のアニメに着目したまちづくり、東京・港区台場ダイバシティーのガンダム立像関連のイベント、石巻市のアニメやマンガに着目した復興事業の展開、鳥取県北栄町における名探偵コナン関係の事業展開などについて、追加・補足調査を実施した。加えて、本研究を総括する成果として、前年度に環境芸術学会に投稿した2報の査読論文について、査読結果に基づき修正作業を実施し、結果として2報が受理され学会誌に掲載された。(1.竹田直樹、八木健太郎: 都市空間に進出したマンガやアニメなどに関わるサブカルチャーコンテンツの性質と受容形態に関する考察、環境芸術、査読有.2. 八木健太郎、竹田直樹: 都市空間におけるコンテンツとしてのアートとサブカルチャーに関する考察、環境芸術、査読有)加えて、本研究の最終成果として、書籍「竹田直樹:アニメの像vs.アートプロジェクト-まちとアートの関係史,公人の友社,1-118」を執筆し出版した。 研究期間全体を通じて実施した研究の成果は、まず、アニメやマンガなどサブカチャーコンテンツが都市空間に与える影響について、それらを類型化することにより、個別的に議論が可能な状態にしたことである。これにより、今後の研究の体系が構築された。次に、各類型について、文化的側面ならびに経済的側面からその意義についてある程度実証的に論じたことが成果である。さらに、都市空間に進出するアニメやマンガなどのサブカルチャーコンテンツとパブリックアートの関係性について歴史的観点から整理できたことが成果だといえる。
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Research Products
(3 results)