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2012 Fiscal Year Annual Research Report

スピン球体への超高密度エネルギー貯蔵技術の開発:フライホールの多軸回転化

Research Project

Project/Area Number 23656602
Research InstitutionNagaoka University of Technology

Principal Investigator

山田 昇  長岡技術科学大学, 工学部, 准教授 (90321976)

Keywordsエネルギー貯蔵 / エネルギー変換 / 蓄電システム / 電力平準化 / 再生可能エネルギー / 自然エネルギー
Research Abstract

本研究では、新概念の高性能機械式バッテリーの実現を目指し、スピン球体に回転エネルギーを超高密度貯蔵させ、電力変換器を介して充放電を可能とする技術の研究開発を行う。機械支持された球体、あるいは低粘性流体中に浮遊する球体を2軸スピンさせること
により,従来のフライホール(回転円盤)エネルギー貯蔵技術では実現困難なエネルギー密度・入出力密度の達成を狙った。開発は原理検証からはじめ、機械・電気・材料の分野融合的なアプローチにより技術の基礎を固め、ポテンシャルを定量化した。化学式バッテリーに大きく依存する蓄電システムの未来像を変える挑戦的な取り組みである。上記の研究目的を達成するためのマイルストーンを次のように設定した。① 機械支持による2軸スピン球で原理確認。1軸スピンに対する優位性を確認する。② 流体浮遊支持(あるいは低損失の機械支持)による2軸スピンで充放電を確認し、2軸スピンメカニズムを探求・確立する。③ 上記①または②の結果から、新概念の将来ポテンシャルと超高密度化への技術課題を明らかにする。
当該年度(2年度目)では、初年度における原理確認実験の成果(上記マイルストーン①を達成)を踏まえて、機械支持による2軸スピン機構のさらなる低損失化を目指した実験研究を行った。実験結果より、初年度の試作機に較べ、有意な損失低減を達成することができ、上記マイルストーン②を達成することができた。また、これまでの結果から新概念の高い将来ポテンシャルを確認し、今後の技術課題を抽出ですることができた。これにより当初のマイルストーンの要点はすべて達成することができた。さらに、成果の一部を論文公表した。第2報も投稿予定としている。

  • Research Products

    (1 results)

All 2012

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] 2軸スピン球へのエネルギー貯蔵に関する解析および実験2012

    • Author(s)
      山田昇
    • Journal Title

      日本機械学会論文集C編

      Volume: 78巻790号 Pages: 2109-2118

    • DOI

      10.1299/kikaic.78.2109

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2014-07-24  

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