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2011 Fiscal Year Annual Research Report

トマト黄化えそウイルスの遺伝子操作系の開発

Research Project

Project/Area Number 23658043
Research InstitutionNational Institute of Agrobiological Sciences

Principal Investigator

石川 雅之  農業生物資源研究所, 植物・微生物間相互作用研究ユニット, ユニット長 (70192482)

Project Period (FY) 2011-04-28 – 2012-03-31
Keywords植物 / マイナス鎖RNAウイルス / 複製 / 転写 / 宿主因子
Research Abstract

ヘテロローガスな発現系でトマト黄化えそウイルス(TSWV)にコードされるタンパク質を作製し、試験管内転写で合成したTSWV RNAと混合して、感染性のあるヌクレオカプシド(vRNP)を再構築することを計画した。そのために、TSWVのヌクレオカプシド(N)タンパク質を大腸菌で発現させ、精製Nタンパク質にRNA結合能があることを確認した。一方、Lタンパク質(RNAポリメラーゼ)を出芽酵母で発現させることに成功したが、精製タンパク質にRNAポリメラーゼ活性は確認できなかった。この結果を受けて、方針を変更し、ウイルスにコードされるタンパク質とウイルスRNAを、ウイルスRNAに対するcDNAから、植物細胞の中で発現することを計画した。TSWVゲノムにコードされる各タンパク質(5種類)をアグロインフィルトレーション法によって発現させるためのプラスミドを構築した。各タンパク質およびT7 RNAポリメラーゼを発現する植物に、T7プロモーターの下流にTSWVゲノムをコードするプラスミドを接種したが、感染は確認されなかった。一方、ウイルス粒子から調製したvRNPと脱液胞化タバコプロトプラスト抽出液(mdBYL)を混合すると転写反応が起きることを見いだした。さらに、mdBYLから転写活性化因子を精製したところ、これが翻訳伸長因子eEF1Aである可能性が示唆された。そこでeEF1Aの阻害剤をmdBYLに添加したところ転写活性化能が阻害された。従って、eEF1AはTSWVのvRNAからの転写を活性化する宿主因子であると考えられた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2012

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] トマト黄化えそウイルスのmRNA合成を活性化する宿主因子の探索2012

    • Author(s)
      薦田圭介, 石橋和大, 河村和恵, 不川雅之, 飯哲夫
    • Organizer
      平成24年度日本植物病理学会大会
    • Place of Presentation
      福岡国際会議場
    • Year and Date
      2012-03-29

URL: 

Published: 2013-06-26  

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