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2012 Fiscal Year Research-status Report

窒素負荷がもたらす森林木本種の窒素利用の変化に伴うコストの定量

Research Project

Project/Area Number 23658126
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

徳地 直子  京都大学, フィールド科学教育研究センター, 教授 (60237071)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 藤巻 玲路  島根大学, 生物資源科学部, 助教 (90401695)
小山 里奈  京都大学, 情報学研究科, 准教授 (50378832)
長田 典之  京都大学, フィールド科学教育研究センター, 研究員 (80400307)
Keywords窒素動態 / 硝酸態窒素 / 硝酸還元酵素 / 根呼吸
Research Abstract

まず、前年度実施した各種の植物に対する硝酸態窒素施肥による根呼吸発生量の確認を行った。まず、前年度末に実施したこおなる形態の窒素施肥に対する根系の応答を、掘り出した根系によって確認した。形態の異なる窒素施肥に対して、根系の分枝率や重量あたりの根長といった形態的な特徴や重量に明瞭な変化は見られなかった。これは、施肥期間が短く、形態的な応答が生じるのに十分でなかったためと考えられた。従って、前年度にみられた根からの二酸化炭素放出量の増加は、単位重量あたりの放出量の増加によるものであることが確かめられた。
当該年度は、ブナ科植物に対する硝酸態窒素施肥の効果を繰り返し数を増やして再度確認する予定であったが、非常に暑い夏であったため、ブナ科幼樹の苗畑への移植がうまく行えず、個体の大半が枯死してしまい、十分な繰り返し数をとることができなかった。次年度は再度結果を確認する予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

当該年度は、ブナ科植物に対する硝酸態窒素施肥の効果を繰り返し数を増やして再度確認する予定であったが、非常に暑い夏であったため、ブナ科幼樹の苗畑への移植がうまく行えず、個体の大半が枯死してしまい、十分な繰り返し数をとることができなかった。次年度は再度結果を確認する予定である。

Strategy for Future Research Activity

今後は、初年度に得られた、窒素の形態の違いによる根呼吸量の推定をより確実なものとし、窒素負荷が炭素循環に及ぼす影響について検討する予定である。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

主たる用途としては、昨年度うまくいかなかったブナ科苗の根呼吸の測定がある。そのため、ブナ科苗の購入と、14C測定のためのシンチレーションカクテルの購入を行う必要がある。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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