2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23659126
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
柴田 重信 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (10162629)
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Keywords | 時間栄養学 / 週刊栄養学 / 体内時計 / 肥満 / 運動 / 時刻 |
Research Abstract |
本年度は、運動をインフラディアンリズムとして7日単位で実験を行った。つまり5日間のweekdayと、2日間の weekendの考えを取り入れる。Weekdayに運動習慣はあるが、weekendは運動をしていない群や、逆にweekdayは運動習慣がないがweekendは運動を行っている群などを用意し、1週間単位の運動が肥満に及ぼす影響について調べた。(1)まず、7日間運動群、5日間運動+2日間非運動群、2日間運動+5日間非運動群、7日間非運動群とする。これらの実験は、習慣的な運動になるので、輪回し運動とした。まずは、運動の時間帯設定は行わず、1日の中でも自由に運動をさせるプロトコールとした。このような運動を一月行い、体重、摂食量、体脂肪などを測定した。その結果、運動群は非運動群と比較すると、体重増加は弱かった。5日間運動でも2日間の非運動で、体重がキャッチアップされることが分かった。次に(2)weekday とweekendの考え方を、高脂肪食投与の実験に拡大して行った。具体的には、7日間高脂肪食群、5日間高脂肪食+2日間通常食群、2日間高脂肪食+5日間通常食群、7日間通常食群とする。高脂肪食群は餌の脂肪量を15%に増量したものを用意した。この実験では、7日間高脂肪食群は一番太った。次に5日間高脂肪食を与える群は2日間の普通食を我慢し、次の5日の高脂肪食の特に2日間リバンド性に餌を取り、7日間高脂肪食群に近づくことが分かった。すなわち、運動も高脂肪食もリバンドの変化が重要であることが分かった。(3)実験(1)と実験(2)を組み合わせた実験を行った。具体的には、高脂肪食を負荷しているときに運動をする群と、逆に高脂肪食のときは運動せず、通常食の時に運動を負荷する群を用意する。すなわち運動と食の組み合わせで、肥満予防に最も効果的な組み合わせは、高脂肪食時に運動負荷することであった。
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Research Products
(3 results)