2011 Fiscal Year Research-status Report
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23659148
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
渡邉 すみ子 東京大学, 医科学研究所, 特任教授 (60240735)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2013-03-31
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Keywords | iPS / microRNA / 過剰発現 / マウス / レトロウイルス |
Research Abstract |
計画に従ってまずmiRNAの過剰発現のためのベクターの構築をおこなった。レトロウイルスを骨格として、いくつかのベクターを構築し、細部に変更をくわえ第3世代まで作成し、安定して勘定発現が行えるようになった。またmiRNAの機能抑制についてもベクターを構築し、標的配列を3回繰り返して発現させることで効率よく発現抑制が可能になった。次にiPS作成のソースとなる細胞を選択するため、マウス尻尾の繊維芽細胞、MEFについて標的miRNAの発現をみたところ、いずれもほとんど発現していなかったため、両細胞を平行して使用していくこととした。これらの細胞で標的とするmiRNAの過剰発現が構築したベクターで充分量実現可能であることを確認した。両細胞について、計画に従って、4因子導入によるiPS樹立効率とタイムコースの検討を行った。これは安定した結果を期待していたが、実験ごとに不安定であったため、3因子をひとつのベクターにのせて導入する系に変更することとし、ベクターの構築、効率の検討をおこなっている。しかしベクターサイズが大きいため、ウイルスの効率が悪く、さらなるベクターの改変をくわえる必要があることがわかった。一方で、バックグランドとなる4因子のみによるiPS樹立効率が不安定である、という条件下で予備的にmiRNAの効果をみるために、4因子とmiRNAの組み合わせをMEFに導入し、iPS樹立効率、タイムコースについて現在検討を加えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画に従い順調に実験が進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
研究計画に従って推進する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
計画に従って研究費は消耗品(試薬、培養用プラスチック製品など)として使用する。
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article] β-Catenin signaling regulates the timing of cell differentiation in mouse retinal progenitor cells,2011
Author(s)
Ouchi, Y., Baba, Y., Koso, H., Taketo, M. M., Iwamoto, T., Aburatani, H., Watanabe, S.
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Journal Title
Mol. Cell. Neurosci.
Volume: 46
Pages: 770-780
Peer Reviewed
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