2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23659148
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
渡邉 すみ子 東京大学, 医科学研究所, 特任教授 (60240735)
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Keywords | iPS / miRNA / MEF / RNA |
Research Abstract |
本研究では当初の計画としてはmiRNAのiPSにおける発現パターンをmRAP法をもちいて作成したライブラリーを用いて解析したものを使っていたが、qPCRをもちいて個々のmiRNAについて発現チェックをしていくうちに、このライブラリーの質に問題があることが明らかになり、qPCR アレイを用いて、新たにmiRNAの発現チェックをおこなった。ヒト、マウス合計20ライン近いiPSからライブラリーを作成し、バイオインフォマティクスを用いて、高発現miRNAを抽出し、これらについて発現ベクターを作成した。これをMEF, 未分化、embryoid bodyにそれぞれ発現させ、iPS樹立効率、未分化性維持、分化効率について検討をくわえた。複数のmiRNAで、これらの効率に影響をあたえるものが見いだされたが、過剰発現の効率、安定性に問題があり、ベクターを改変し、スポンジタイプのベクターを評価したところ安定した過剰発現が得られたので、このシステムに変更し、MEFからのiPS樹立に集中して、検討を続けている。iPSのmiRNAによる樹立は、本研究期間にも論文などで報告があったが、追試に問題があったり、効率が低いなど決め手となる技術開発にはいたっていない。本研究で確立した発現情報はきわめて質が高く、これをもちいて、単一のmiRNAではなく、複数のmiRNAを組み合わせて発現させることにより、安定したmiRNAによるiPSの樹立にいたることが期待される。
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Research Products
(6 results)
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[Journal Article] In vitro cell subtype-specific transduction of adeno-associated virus in the mouse and marmoset retinal explant culture2012
Author(s)
Baba, Y., Satoh, S., Otsu, M., Sasaki, E., Okada, T., and Watanabe, S.
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Journal Title
Biochimie
Volume: 94
Pages: 2716-2722
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