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2011 Fiscal Year Research-status Report

膵α細胞機能解析法の確立と、遺伝子改変動物を用いたα細胞障害メカニズムの解明

Research Project

Project/Area Number 23659169
Research InstitutionGunma University

Principal Investigator

北村 忠弘  群馬大学, 生体調節研究所, 教授 (20447262)

Project Period (FY) 2011-04-28 – 2013-03-31
Keywords糖尿病
Research Abstract

23年度に予定していた新しい高感度、高特異性グルカゴン測定系の開発は順調に進行中である。当初予想していた以上に現状のグルカゴン測定系の問題が明らかとなり、今回開発した測定系との違いを明らかにする方向に解析が進んだことで、当初予定していた研究経費の使用を24年度以降の実際の遺伝子改変マウスの血中グルカゴン濃度を測定する研究経費の方に回して、効率的に研究成果を引き出す手段を選んだ。また、マウスからFACSを用いてα細胞のみを単離する方法の確立についても、概ね順調に進行中であるが、予定していたGFP発現マウスを用いた検討で、GFP発現量が予想以上に少なく、途中でYFP発現マウスの方に予定を変更した。それにより、実際のFACSを用いたα細胞の回収を24年度以降に行うこととし、従って研究経費も24年度に使用することにした。これらの経費使用時期に関する変更は、当該研究計画がうまくいっていないからでは決してなく、むしろ予想以上に有意義な成果を期待できる可能性が高まったために、24年度に一気に研究計画を遂行するために必要となる予算を効果的に使用するための措置と考えている。一方、当初24年度に予定していたα細胞特異的FoxO1、ATF3、Sirt1のノックアウトマウスの作成に関しては、現在Glucagon-creマウスとFoxO1-flox、ATF3-flox、Sirt1-floxマウスをそれぞれ交配中であり、順調に作成が進んでいる。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

新しい高感度、高特異性グルカゴン測定系の開発に関しては、当初予想していた以上に現状のグルカゴン測定系の問題が明らかとなり、今回開発した測定系との違いを明らかにする必要が出た。従って、今回開発した測定系の重要性が増したと考えており、今後の研究成果が期待できる。また、マウスからFACSを用いてα細胞のみを単離する方法の確立については、予定していたGFP発現マウスを用いた検討で、GFP発現量が予想以上に少なく、途中でYFP発現マウスの方に予定を変更したが、全体としては当初の計画目的に沿って進行している。当初24年度以降に予定していたα細胞特異的遺伝子改変マウスに関しては、既に交配が順調に進んでいる。従って、現在までの研究計画は概ね順調に進展しており、24年度の研究成果に期待が持てると考えている。

Strategy for Future Research Activity

新しい高感度、高特異性グルカゴン測定系の開発は順調に進んでおり、今後の研究計画において、当初予想していた以上に貢献することが期待できる。また、マウスからFACSを用いてα細胞のみを単離する方法の確立については、研究計画の途中からYFP発現マウスの方に変更したことで、こちらも当初計画以上に効率的な成果が期待できる。α細胞特異的遺伝子改変マウスに関しても、順調に作成が進んでおり、上記の確立した解析系を用いて研究を推進して行く予定である。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

23年度に予定していた新しい高感度、高特異性グルカゴン測定系の開発に関しては、当初予想していた以上に現状のグルカゴン測定系の問題が明らかとなり、今回開発した測定系との違いを明らかにする方向に解析が進んだ。それにより、当初予定していた研究経費の使用を24年度以降の研究経費に回して、効率的に研究成果を引き出す手段を選んだ。また、マウスからFACSを用いてα細胞のみを単離する方法の確立についても、予定していたGFP発現マウスを用いた検討で、GFP発現量が予想以上に少なく、途中でYFP発現マウスの方に予定を変更した。それにより、実際のFACSを用いたα細胞の回収を24年度以降に行うこととし、従って研究経費も24年度に使用することにした。これらの経費使用時期に関する変更は、当該研究計画がうまくいっていないからでは決してなく、むしろ予想以上に有意義な成果が期待できることから、24年度に一気に研究計画を遂行する予算を計上するするための措置である。次年度(24年度)はこれらの確立した系を用いて、同時に作成してきたα細胞特異的遺伝子改変マウスの解析を、効率的に行う予定である。

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Published: 2013-07-10  

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