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2012 Fiscal Year Research-status Report

在宅において内服抗がん剤を経管投与する場合の介護者防護に関する検討

Research Project

Project/Area Number 23659276
Research InstitutionHimeji Dokkyo University

Principal Investigator

天野 学  姫路獨協大学, 薬学部, 准教授 (70595644)

Keywords国際情報交換
Research Abstract

今年度は,本研究を構成する「日本国内で発売されている内服抗がん剤全てを簡易懸濁法により適否判別 」,「薬剤ダミーを胃ろう設置人形モデルへ投与時、液のもれおよび薬液付着に関して検討」および「懸濁調製時および廃棄時のエアロゾル発生および装備への透過性について検討」の全てについて検討を行った.今年度の補助金は、 主に上記の研究を遂行するための物品購入と実験に関する人件費に当てられた.
1. 「日本国内で発売されている内服抗がん剤全てを簡易懸濁法により適否判別 」においては,24年度末の段階で,薬品73品目の検討が終了している.当初の目標は105品目であったが,その後新しい医薬品の発売や発売中の医薬品の販売中止などがあり品目数は変動している.今後,今年度末までに発売される医薬品のすべてを検討することを目標に研究を継続する.実験成果は,24年度行われた第22回日本医療薬学会で発表した.25年度も第40回日本毒性学会にて発表予定である,補助金は医薬品と実験のための消耗品購入および実験に関する人件費に当てられた.
2.「薬剤ダミーを胃ろう設置人形モデルへ投与時、液のもれおよび薬液付着に関して検討」においては,基礎的な検討を行い,画像を取り込み,面積から統計解析を行う技術の検討を行った.本検討も25年度末に終了する予定である.補助金は,画像解析を行うハードウエア,ソフトウエアの購入に当てられた.
3.「懸濁調製時および廃棄時のエアロゾル発生および装備への透過性について検討」においては,研究の基礎となる測定方法の検討を行った.研究は継続中であり,25年度中には終了予定である.補助金は,研究を行う器具の購入と人件費に当てられた.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

1. 「日本国内で発売されている内服抗がん剤全てを簡易懸濁法により適否判別 」においては,新しい医薬品の発売や発売中の医薬品の販売中止などがあり品目数は変動している.また,抗がん剤の入手が当初の予定より難しい状況であるため,研究は緩やかに進捗している.しかしながら,多方面から抗がん剤を入手するルートができてきており,25年度内には本検討を終了することができると考えている.
2.「薬剤ダミーを胃ろう設置人形モデルへ投与時、液のもれおよび薬液付着に関して検討」においては,研究を補助するメンバーが体調不良等のため当初予定していた実験を予定通り行うことができなかった.しかしながら,基礎的な検討は行なっており,25年度末に研究は終了できる予定である.
3.「懸濁調製時および廃棄時のエアロゾル発生および装備への透過性について検討」においては,研究を達成するために当初の予定より検討項目を多く行う必要が生じた.このため,研究期間を当初の予定より延長せざるを得なくなった.研究は,継続中であり,25年度中には終了できる予定である.

Strategy for Future Research Activity

1. 「日本国内で発売されている内服抗がん剤全てを簡易懸濁法により適否判別 」においては,10月までに購入できる薬剤を購入し,12月末までにすべての薬剤の検討を終える予定である.
2.「薬剤ダミーを胃ろう設置人形モデルへ投与時、液のもれおよび薬液付着に関して検討」においては,25年度より所属する研究機関の変更を行ったが,移転先の研究機関において倫理審査委員会へ申請書を提出した.現在所属の研究機関の倫理審査委員会では,前に所属していた研究機関において倫理委審査委員会で承認が得られていることから,迅速審査によって対応していただける予定である.倫理審査委員会の承認が得られ次第,本検討を開始し,26年3月には終了する予定である.
3.「懸濁調製時および廃棄時のエアロゾル発生および装備への透過性について検討」においては,検討項目を多く行う必要が生じたことにより,実験器具の追加購入を直ちに行う.追加購入した,器具を用いて,できていなかった検討項目の検討を行う.

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

1. 「日本国内で発売されている内服抗がん剤全てを簡易懸濁法により適否判別 」
物品費¥100,000(医薬品購入費¥75,000,消耗品購入費¥25,000)
2.「薬剤ダミーを胃ろう設置人形モデルへ投与時、液のもれおよび薬液付着に関して検討」
物品費¥100,000(統計解析ソフトウエア購入費¥100,000),人件費¥554,139
3.「懸濁調製時および廃棄時のエアロゾル発生および装備への透過性について検討」
物品費¥200,000(実験器具購入費¥100,000,試薬購入費¥100,000)

  • Research Products

    (2 results)

All 2013 2012

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 患者背景を考慮した簡易懸濁法による内服抗がん剤の 安全性評価に関する基礎的検討2013

    • Author(s)
      比知屋寛之,大竹祐貴子,東薫,伴英里香,筧幸子,西楽丈嗣,中原瑠美,安智美,清原義史,井上徹雄,座間味義人,田中一穂,天野学,倉田なおみ,駒田富佐夫
    • Organizer
      第40回 日本毒性学会学術年会
    • Place of Presentation
      千葉県千葉市
    • Year and Date
      20130617-20130619
  • [Presentation] 内用抗がん剤における簡易懸濁法の適否判別2012

    • Author(s)
      天野 学,西楽 丈嗣,安 智美,比知屋 寛之,清原 義史,中村 隆典,倉田 なおみ,瀬戸 衛,神山 祥子,田中 一穂
    • Organizer
      第22回日本医療薬学会年会
    • Place of Presentation
      新潟県新潟市
    • Year and Date
      20121027-20121028

URL: 

Published: 2014-07-24  

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