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2012 Fiscal Year Annual Research Report

TCR-Vβ特異的ヒト抗体を用いたT細胞性リンパ腫治療薬の開発

Research Project

Project/Area Number 23659286
Research InstitutionKagoshima University

Principal Investigator

有馬 直道  鹿児島大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (30175997)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 伊東 祐二  鹿児島大学, 理工学研究科, 教授 (60223195)
KeywordsT細胞性腫瘍 / 成人T細胞白血病 / 抗体療法 / ファージデイスプレイ法 / scFv antibody / 分子標的療法
Research Abstract

今回の研究期間において、施設内研究倫理委委員会承認下に、文書にて同意を得られたATL患者より末梢血の最終を行った。末梢血単核球分離後、フローサイトメトリー法を用いたTCR-Vbetaのレパトアを確定した。TCR-Vbeta2が陽性であった患者末梢血単核球よりRNAを抽出し、5’RACE法を用いてその患者ATL細胞TCRのbetaの全長をクローニングし、シークエンスにより単離を確認した。TCRbetaの発現ベクターをレンチウイルスベクター系により樹立した。尚、本レンチウイルスベクターは培地へのドキシサイクリン添加によりTCRの発現を制御することが可能である。当初の計画では、申請者により既に樹立されているATL患者細胞由来S1T細胞株への、今回のATL患者由来のTCR遺伝子移入を予定していたが、TCRの発現を全く確認できなかった。後に、S1T細胞株はCD3の発現が低下しており、そのためTCRの細胞膜表円への発現を妨げていることが判明しため、他の細胞株(ヒト急性リンパ性白血病細胞株)であるJurkat細胞株への遺伝子導入を試みた。その結果、Jurkat細胞株でのATL患者TCRbeta遺伝子の導入と発現が、フローサイトメトリー法で確認できた。この細胞株を用いて、ファージデイスプレイ法により、TCRVb2に特異的に結合する単鎖Fvヒト抗体の作製を試みた。具体的には正常ヒトリンパ球より抽出したRNAからcDNAを作製し、抗体重鎖と軽鎖特異的プライマーを用いて、重鎖遺伝子ライブラリーと軽鎖遺伝子ライブラリーを作製し、リンカDNAにより重鎖と軽鎖を結合させたのちにpCANTTAB5ベクターへ挿入し、単鎖Fvヒトファージライブラリを構築した。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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