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2011 Fiscal Year Annual Research Report

リアルタイム行動強化による生活習慣病の克服に関する研究

Research Project

Project/Area Number 23659380
Research InstitutionKagawa University

Principal Investigator

岡田 宏基  香川大学, 医学部, 教授 (00243775)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 舛形 尚  香川大学, 医学部附属病院, 講師 (70263910)
樋本 尚志  香川大学, 医学部附属病院, 講師 (20325343)
Project Period (FY) 2011-04-28 – 2012-03-31
Keywords生活習慣病 / 運動量測定 / 携帯電話 / リアルタイム行動強化
Research Abstract

【目的】生活習慣病の克服のために、毎日測定した運動量を携帯電話を用いて医療者に送信することで運動量の維持が可能かを検討する。
【対象と方法】対象はコントロール不良の糖尿病患者又は生活習慣病治療を要する肥満患者とした。対象者には運動量計と携帯電話を貸与し毎日測定した運動量(歩数等)を携帯電話のメール機能とWeb参照機能とを利用して医療者に日々送信させた。研究期間は10週間で、観察期間を2週間としその間の1日歩数の平均値を参考にその後の目標歩数を設定した。対象を2群に分け前4週間は何れの群も7日間のうち4回目標値を上回ると、それを称賛するメールを送る。後4週間は、A群:称賛メール送信間隔を14日間に8回以上と延長、B群:最初の目標値から20%上乗値を目標値とし称賛メールを送る間隔は変えないとした。この両群間で運動量の維持に差があるかを検討した。
【結果】研究対象者は両群とも6名で、A群は男4、女2、平均53.7歳、B群は男4、女2、平均43.7歳。それぞれの群で、前4週(前4)と後4週(後4)とで、1日平均歩数、目標歩数のクリア率(クリアした日数/測定日数)とを算出した。その結果、A群では(以下前4:後4)、平均歩数は、6688:7043、クリア率は、56.5%:60.2%でいずれも両期間で差がなかった。B群では、平均歩数は5797:5834、クリア率は55.2%:36.7%で、歩数には差がなかったが、クリア率は有意に低下した。
【結論】
歩数を指標に運動量の維持を検討したところ、称賛メールを送る間隔を延ばしても運動量には差がなく、目標歩数を増加させた際は、運動量の増加は見られなかったが同程度の運動量の維持はできた。今回の検討の範囲内では日々の歩数の維持については称賛メールを送る条件による差は見られなかった。

  • Research Products

    (1 results)

All 2012

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 生活習慣病克服手法としての運動量リアルタイム登録に関する検討2012

    • Author(s)
      岡田宏基、舛形尚、樋本尚志、福井敏樹
    • Organizer
      第4回日本病院総合診療医学会学術総会
    • Place of Presentation
      岡山市
    • Year and Date
      2012-02-11

URL: 

Published: 2013-06-26  

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