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2012 Fiscal Year Research-status Report

ヘリコバクター・ピロリ除菌治療による胃MALTリンパ腫治癒機構の解明

Research Project

Project/Area Number 23659406
Research InstitutionChiba Cancer Center (Research Institute)

Principal Investigator

山口 武人  千葉県がんセンター(研究所), 消化器内科, 副病院長 (00241969)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 住本 秀敏  帝京大学, 医学部, 講師 (00306838)
Keywords胃MALT
Research Abstract

今年度は以下の3項目を進めた。
(1) 新規症例の登録;胃MALTリンパ腫の発症頻度は非常に低いため、千葉大学、帝京大学と協同して登録を進めている。組織学的に胃MALTリンパ腫の診断を確定した未治療H.pylori陽性症例で、本臨床研究の参加に文書で同意を得た症例は、現在XX例あり、H.pylori除菌治療開始前・除菌治療終了1カ月後の組織生検が終了している。現在、より多くの施設に協力を仰いでいる。
(2) RNA発現解析;保存した検体よりtotal RNAを抽出しところ、ばらつきはあるものの0.3~10.0 ugのRNAが回収できた。cDNAを合成して、免疫に関連した膜蛋白質およびサイトカイン・サイトカインレセプター遺伝子計40遺伝子の発現変動を定量RT-PCR法で測定した。除菌治療開始前の検体から採取したRNAをcalibratorとし、GAPDHの発現量で標準化した各遺伝子の発現レベルの相対量を⊿⊿Ct法で算出し、治療開始前の発現値から各検体採取時点における発現変動を測定した。1~5倍の変動を認めた遺伝子がある一方で、検出限界以下の発現のため評価不能な遺伝子も認められた。
(3)  過去の症例の検索:新規症例の登録が少ないため、過去に当院にて内視鏡生検を行い組織学的に胃MALTリンパ腫の診断を確定した未治療H.pylori陽性症例を検索した。組織のホルマリン固定パラフィン包埋ブロックが保存されている症例はXX例であった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

新規症例の登録が少ないため。当院のみならず、関連医療機関2病院にも症例収集への協力を依頼していたが、当院以外では症例の登録がなかった。

Strategy for Future Research Activity

関連医療機関に新規症例の登録を継続して依頼する。また、協力医療機関を増やせるよう働きかける。
過去に内視鏡生検により胃MALTリンパ腫の診断を確定した未治療H.pylori陽性症例のホルマリン固定パラフィン包埋ブロックを収集し、RNA抽出を行い、免疫関連遺伝子の発現解析が可能であるか評価を行う。
RNA発現解析では、一部の遺伝子で発現量が検出限界以下であり、評価が困難なものがあったため、より高感度な測定系を構築する。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

検体集積の費用、運搬費、免疫組織学的評価に使用する抗体の購入費などで使用する予定。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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