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2011 Fiscal Year Annual Research Report

リンパ浮腫の分子病態解明と治療開発法

Research Project

Project/Area Number 23659412
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

眞鍋 一郎  東京大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (70359628)

Project Period (FY) 2011-04-28 – 2012-03-31
Keywordsリンパ浮腫 / 慢性炎症 / リンパ管
Research Abstract

本研究計画では、リンパ浮腫の基盤にある炎症プロセスと過剰なリンパ管新生について、その病態的意義と、制御分子機構の解明を目指す。また、既に同定済みのリンパ浮腫抑制薬について、そのリンパ浮腫のプロセスへの作用機序を明確にする。そのため、(1)リンパ浮腫における過剰なリンパ管新生の役割の解析、(2)炎症プロセスの誘導機構とリンパ管新生、リンパ管成熟障害への寄与の解析、(3)リンパ浮腫抑制薬の作用機序の解析を並行して進める。(1)においては、リンパ管新生への介入による、病態意義の解析を中心とした研究を行った。(2)では、炎症プロセスの誘導に関わる分子の同定と、集積する免疫細胞がリンパ管新生にどのように影響するかを明らかとすることを目的とした。また、リンパ管新生と炎症プロセスがどのように相互作用することによって、リンパ管新生と炎症の永続化とリンパ浮腫の進展がもたらされるかを検討した。特に、リンパ管の成熟阻害に対する炎症の役割を検討した。(3)では、薬剤がどの細胞・分子プロセスへ影響するかを明確にし、ヒトの病態での作用に関する情報を得ることを目的とした。(1)リンパ浮腫における過剰なリンパ管新生の役割の解析においては、我々の開発したマウスリンパ浮腫モデルを用いて、リンパ管新生の分子機序の解析を行った。特にリンパ管新生の意義について、リンパ管新生を阻害することによって、リンパ浮腫の原因となることを確認した。(2)炎症プロセスの誘導機構とリンパ管新生、リンパ管成熟障害への寄与の解析においては、リンパ浮腫部位に集積する免疫細胞の解析を進め、免疫細胞がリンパ管新生を促す分子機序を検討した。(3)リンパ浮腫抑制薬の作用機序の解析においては、リンパ浮腫を抑制する化合物について、その効果を検討するとともに、リンパ管新生抑制作用を確認したに

URL: 

Published: 2013-06-26  

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