2012 Fiscal Year Annual Research Report
進化分子工学と先端接着技術の応用による脊髄損傷の新たな治療法開発への挑戦
Project/Area Number |
23659723
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
田中 雅人 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (20379754)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 靖弘 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (90281162)
高畑 智宏 岡山大学, 医学部, 客員研究員 (80571223)
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Keywords | バイオテクノロジー / 可視光硬化型ゼラチン / 脊髄損傷 |
Research Abstract |
本研究では、可視光硬化型ゼラチンを用いた脊髄損傷の新たな治療法の効果を検討した。動物実験で脊髄損傷部位に可視光硬化型ゼラチンと成長因子を併用し脊髄損傷による機能損傷の改善を認めた。さらに、コラーゲン結合因子を付加した特殊な成長因子を併用することで成長因子がゼラチン内により効果的に留まることでより優れた治療効果を認めた。これまでに脊髄およびその周囲の特殊な環境に適した生体材料は存在しなかったが、本研究によって可視光硬化型ゼラチンの脊髄損傷治療への可能性が実証された。
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