2011 Fiscal Year Research-status Report
ベータ型変異増殖因子のシグナル伝達経路制御による肺移植後の肺線維化の予防法の開発
Project/Area Number |
23659741
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
石井 久成 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (20314221)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2013-03-31
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Keywords | 肺移植 |
Research Abstract |
本年度は、肺移植を受けた患者の術後を評価した。術後患者の血液データ、胸部X線写真、胸部CT写真、呼吸機能検査を術後1年まで経過観察した。胸部CTによる移植肺の経時変化を評価する方法を作成しているところである。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
肺移植患者の原疾患ならびに背景が多岐におよび、一様に評価するのが難しいため。
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Strategy for Future Research Activity |
可能であれが、MRI による術後評価、肺血流シンチグラムによる評価も行い、多岐にわたる疾患をあらかじめ分類して経時的な評価を行う。気管支ファイバースコープを使用するときは、洗浄液を一部を採取しTGFbetaを測定する。臨床データを集めると同時に、マウスを使った肺移植手術を行い、術後の肺への炎症細胞の浸潤、肺組織におけるTGFbetaの有無を免疫組織染色法、ウエスタンブロット法で検討する。肺移植後のTGFbeta発現に対する種々の薬物の効果を検討する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
TGFbeta測定キット(ELISA)の購入。マウスの購入。マウスの肺移植手術器具の購入。
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