2012 Fiscal Year Research-status Report
剖検肺組織標本のマイクロRNA網羅的発現解析による羊水塞栓症発症機序解明への挑戦
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23659786
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
米山 剛一 日本医科大学, 医学部, 講師 (90220772)
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Keywords | 羊水塞栓症 |
Research Abstract |
平成24年度は、羊水塞栓症3症例および対照として他疾患1症例の肺組織ホルマリン固定パラフィンブロック(FFPE)を使用して検討した。東レのマイクロRNAアレイキットを用いて検討中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
組織ホルマリン固定パラフィンブロック(FFPE)からの良質なRNAの回収が予想以上に困難であり、基準を満たさない症例から抽出したRNAも実験に使用している。
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Strategy for Future Research Activity |
症例数を少しでも増やし、良質なRNAを採取する予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
症例数を増やした後にRNAの回収方法を改良し、精度を上げ、miRNAの網羅的解析にもってく予定である。次年度は最終年度にあたる。羊水塞栓症例、および対照症例の肺組織におけるマイクロRNAの網羅的発現解析を完成させる。その中で、羊水塞栓症例に特異的に増加、および減少しているマイクロRNAを抽出し、その意義を検討する。
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Research Products
(2 results)
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[Presentation] 頸管縫縮糸抜糸は羊水塞栓症発症の危険因子となり得るか
Author(s)
米澤 美令, 米山 剛一, 松本 二朗, 白銀 恵, 中西 一歩, 村川 裕子, 高屋 茜, 山田 隆, 渡辺 美千明, 中井 章人, 朝倉 啓文, 竹下 俊行
Organizer
第123回関東連合産科婦人科学会
Place of Presentation
東京