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2012 Fiscal Year Annual Research Report

ケロイド由来線維芽細胞のカルシウムイオンチャネル解析

Research Project

Project/Area Number 23659838
Research InstitutionNippon Medical School

Principal Investigator

石井 暢明  日本医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 研究員 (00445826)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小川 令  日本医科大学, 医学部, 准教授 (70398866)
Keywordsケロイド / 肥厚性瘢痕 / カルシウムイオンチャネル / 力学的刺激 / メカノバイオロジー / シグナル伝達
Research Abstract

われわれは、皮膚を伸展すると、皮膚の血管新生、神経増生および細胞増殖が著明に生じることを明らかにしてきた。この伸展刺激の反復で、皮膚に神経原性炎症が生じ、また細胞が直接力学的刺激を感受して、これら生物学的な変化が皮膚や創に生じることがわかってきた。これは臨床的には肥厚性瘢痕やケロイドの組織像と一致するため、これら異常瘢痕の主要な原因の一つが皮膚の伸展である可能性を考えている。
本研究では皮膚真皮の線維芽細胞が、皮膚の伸展刺激によってどのような反応を示すか研究した。特に、いままで注目されることのなかった、細胞が伸展刺激を感受するとされるメカノレセプターの1つであるカルシウムチャネルに焦点を絞った。海外ではカルシウムイオンチャネルブロッカーはケロイドの治療薬として使用されている報告があるため、新しい治療法の開発に役立つ可能性があると考えた。
ケロイドおよび正常皮膚から線維芽細胞を採取し、細胞に伸展刺激を与えるための装置で培養した。その培養細胞の細胞増殖能、コラーゲン分泌能、各種サイトカイン・成長因子産生能を調べた。その結果、線維芽細胞を伸展することにより、ケロイドや正常皮膚から採取した細胞共にいわゆるTGFβ、WNT、TNFといった機械受容シグナル伝達系路が活性化することが判明した。一方、カルシウムイオンチャネルのシグナル伝達系路に関しては、皮膚伸展刺激においては、他のシグナル伝達系路に比べて顕著には活性化されないことが判明した。
軟骨などではカルシウムイオンチャネルが静水圧などの力学的刺激に顕著に反応することが判明しているが、皮膚ではそれほどの役割を担っていない可能性が示唆された。ただし、カルシウムイオンチャネルをブロックすることにより、細胞への直接刺激ではなく、組織や臓器を通じた生理学的な関節的作用が得られるため、今後検討を要すると考えられた。

  • Research Products

    (2 results)

All 2012 Other

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results) (of which Invited: 1 results)

  • [Journal Article] Mechanosignaling pathways in cutaneous scarring.2012

    • Author(s)
      Huang C
    • Journal Title

      Arch Dermatol Res

      Volume: 304 Pages: 589-597

    • DOI

      10.1007/s00403-012-1278-5

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 傷の線維化における物理的刺激の役割-皮膚や傷はどのように力を感じているか?

    • Author(s)
      小川令
    • Organizer
      第9回線維化病態研究会
    • Place of Presentation
      東京
    • Invited

URL: 

Published: 2014-07-24  

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