2011 Fiscal Year Research-status Report
口腔癌における術後アジュバンドペプチドワクチン療法の確立
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23659953
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
篠原 正徳 熊本大学, 生命科学研究部, 教授 (90117127)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉武 義泰 熊本大学, 医学部附属病院, 助教 (00423682)
平木 昭光 熊本大学, 生命科学研究部, 講師 (60404034)
中山 秀樹 熊本大学, 生命科学研究部, 助教 (70381001)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2013-03-31
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Keywords | 癌免疫療法 / ペプチドワクチン療法 / 口腔癌 / アジュバント療法 / 扁平上皮癌 |
Research Abstract |
ペプチドワクチンの投与ならびに投与した口腔癌患者における免疫動態の解析をおこなった。 ペプチドワクチン投与直前の免疫細胞の状態を確認した。その後は定期的にペプチドワクチン投与後の患者より採血を行い、免疫動態のモニタリングを行った。その内容は、(1) ペプチド刺激によるin vitro CTL(細胞傷害性T 細胞)の誘導:ペプチドワクチンを投与された患者の末梢血単核球をペプチドにて刺激し、IFN-γ産生能生をELISPOT にて測定した。これによって、IFN-γ産生量の変化やCTL 前駆細胞の変化を解析した。(2) Perforin 染色によるCD8 陽性T 細胞分画の変化を解析した。(3) FoxP3 染色にるregulatory T 細胞の発現の変化を解析した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
予冷通りの患者数の確保が出来ており、治療の方も問題なく実施出来ている。
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Strategy for Future Research Activity |
口腔癌におけるさらなる効果的なワクチン療法の開発をめざす:腫瘍拒絶抗原を投与することによって口腔癌患者の体内で生じる免疫応答を解析することにより、より効果的に腫瘍を拒絶させることのできる工夫や再発予防のために免疫反応を高める有効な方法を検討することができると考える。たとえば癌は様々な免疫逃避機構を持ち合わせており、これを解決することが癌ワクチン療法にとって大事だと考えられている。今回の解析によって、口腔癌における免疫逃避機構を具体的に解析することも可能だと考える。最終的には口腔癌患者にとって、より有効で、確実性のあるワクチン療法を開発することを目指す。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
今回用いる術後アジュバントペプチドワクチンによるin vivo 抗腫瘍免疫誘導の検討:少なくとも30 例の口腔癌患者にペプチドワクチン療法を施行し、すべての患者におけるペプチドワクチン療法の効果を評価する。さらにすべてのペプチドワクチン投与患者における免疫誘導を解析し、ペプチドワクチンの最適な投与方法、投与量、投与スケジュールなどを決定し、術後アジュバントペプチドワクチン療法の確立をめざす。
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