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2012 Fiscal Year Annual Research Report

劣性遺伝解析による侵襲性歯周炎関連遺伝子の同定

Research Project

Project/Area Number 23659978
Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

栗原 英見  広島大学, 医歯薬保健学研究院, 教授 (40161765)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 川上 秀史  広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 教授 (70253060)
水野 智仁  広島大学, 医歯薬保健学研究院, 助教 (60325181)
岩田 倫幸  広島大学, 病院, 助教 (30418793)
Keywords侵襲性歯周炎
Research Abstract

親がいとこ婚である3人の兄弟(侵襲性歯周炎2名と健常者1名)の採血を行い、ゲノムDNAを抽出した。Affymetrix SNP Chip ver.6.0を用いて約90万箇所のSNPタイピングを行い、得られたデータをHomozygote Fingerprinting法を用いることによってホモ接合領域を同定した。なお2cM以上ホモ接合SNPが連続した領域を有意とした。侵襲性歯周炎2名のDNAからエキソン部分を抽出、増幅後次世代シークエンサーにてエキソームシークエンスを行った。今回の研究では、バイオインフォマティクス解析の結果、アミノ酸変異を伴うSNPとflame shiftを伴うinsertionおよびdeletionに着目した。私共の有している148名のエキソームシークエンスのデータを参照し、この家系に特異的なSNPおよびinsertion,deletionを抽出した。 解析結果として、7つのSNPが得られた。insertionおよdDeletionは得られなかった。これらの遺伝子変異部7箇所に着目し、Applied Biosystems 3130 sequencerを用いて遺伝子変異の検証を行ったところ、7箇所の遺伝子変異すべてが検証された。さらに7箇所の遺伝子変異が健常者192名において認められるかを調べたところ、3つの遺伝子変異は健常者において認められたため除外した。遺伝子変異の認められた4つの遺伝子はARHGEF16,SLC2A7,SLC2A5,CASZ1である。4つの遺伝子変異は本家系に発症する侵襲性歯周炎の疾患関連遺伝子の可能性があることが示唆された。しかし、侵襲性歯周炎の弧発例、および家族性侵襲性歯周炎症例あわせて100名においてもこの遺伝子変異は認められなかったため、今後、侵襲性歯周炎の検体数をさらに増やして調べる必要がある。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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