2013 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
23660007
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
清水 裕子 香川大学, 医学部, 教授 (10360314)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
峠 哲男 香川大学, 医学部, 教授 (80197839)
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Keywords | 看護技術 / 清拭 / 材料 / 脳波 / リラクゼーション / 体性感覚 |
Research Abstract |
I 調査の実施概要:調査協力者8名を対象とし、ベースラインと5つの測定条件は、(1:乾燥タオル、2:蒸気布、3:蒸しタオル、4:ミニパック、5:絞りタオル)のもとで、(1)調査協力者の基本属性(年齢、性別、日常生活環境)、(2)生理指標(体温、血圧、末梢酸素濃度、脈拍、呼吸)(3)皮膚反応(皮膚温、皮膚表面湿度)、(4)皮膚表面反応の可視映像(Thermovision;CHINOを使用)、(5)体性感覚(脳波)(6)主観による評価10件SD法(評価用紙を作成)、(7)自由記述を、主観的客観的データとして収集した。 II データ収集:(1)調査協力者の基本属性(年齢、性別、日常生活環境):8名×1回=8回、(2)生理指標(体温、血圧、末梢酸素濃度、脈拍、呼吸):5項目×8名×測定回数2回=80回、(3)皮膚反応(皮膚温、皮膚表面湿度):6種(測定条件)×8名×測定回数1回=48回、(4)皮膚表面反応の可視映像(Thermovision;CHINO):6種(測定条件)×8名×測定回数1回=48回、(5)体性感覚(脳波):6種(測定条件)×6名×測定回数1回=36回、(6)主観による評価10件SD法(評価用紙は本学で用意):20件×8名×測定回数1回=160回、(7)自由記述の取得:5項目× 8名×取得回数1回=40回、合計420回の測定から得られた主観的客観的電子データを収集した。その結果、研究者が開発した条件2において、皮膚水分の短い気化時間、爽快さを特徴とした認知、違和感のない清拭感覚などの特徴を有し、体性感覚は有意なリラクゼーション効果を有していることがわかった。これは、当初予測した仮説を検証する成果であった。 III 研究成果の公表状況:1.(予定)The 2014 ICME International Conference on Complex Medical Engineering (CME, 2014), 2014/06/26-29,台北.2.(予定)日本ヒューマン・ケア心理学会学術集会第16回大会,2014/0913-14, 高松市.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
初年度の機器納入において、納入業者(香川サイエンス)の不手際により、接続機器の納入ミス、および説明の欠如により、開発業者を遠方から要請するに至った。 そこで、接続機器等の不備が指摘され、測定機器調整までに1年間を要した。 よって、3年目の学会発表、論文作成などが遅れる結果となった。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度は、 1.The 2014 ICME International Conference on Complex Medical Engineering (CME, 2014), 2014/06/26-29,台北.にエントリーしているため、発表する予定である。すでに、エントリーを済ませている。これを元に英語論文を作成する予定である。(峠担当) 2.日本ヒューマン・ケア心理学会学術集会第16回大会,2014/0913-14, 高松市において、 日本語での発表を予定している。これをもとに日本語論文の作成を予定している。現在、データを解析中である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
初年度の機器納入において、納入業者(香川サイエンス)の不手際により、接続機器の納入ミス、および説明の欠如により、開発業者を遠方から要請するに至った。 そこで、接続機器等の不備が指摘され、測定機器調整までに1年間を要した。 よって、3年目の学会発表、論文作成などが遅れる結果となった。しかし、既に発表予定の学会の内、国際学会は発表をエントリーしている。 平成26年度は、 1.The 2014 ICME International Conference on Complex Medical Engineering (CME, 2014), 2014/06/26-29,台北.にエントリーしているため、発表する予定である。すでに、エントリーを済ませている。これを元に英語論文を作成する予定である。(峠担当)この発表のために、3名の研究者が2泊3日の参加費、旅費宿泊費を要する。200,000×3名分=600,000円 2.日本ヒューマン・ケア心理学会学術集会第16回大会,2014/0913-14, 高松市において、 日本語での発表を予定している。これをもとに日本語論文の作成を予定している。現在、データを解析中である。この発表準備と発表のために2名の研究者の旅費等を要する。83,145円
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Research Products
(1 results)