2011 Fiscal Year Research-status Report
高齢者ニーズと根拠に基づく参加型「ロコモ」対策体操の創生
Project/Area Number |
23660050
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Research Institution | Toyohashi Sozo University |
Principal Investigator |
中野 厚子 豊橋創造大学, 保健医療学部, 講師 (80550251)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 協力者参加型体操創生 |
Research Abstract |
体操を長期にわたり継続していくには、実際に体操を実施する協力者がこの体操を単に受け入れるだけでなく、自分の体操であると愛着を持つことが必須条件となる。その為には、体操作成までの過程において協力者が関心、興味の持てる報告を続ける必要がある。本年度は、身体測定、体力テストの結果が一般の同世代の人のデータと比較でき、グラフ化されたデータやコメント付きのカラーの結果報告書の作成ソフトを購入することができた。協力対象者と予定していた人々に、この結果報告書は大変好評であった。 協力者に予定をしていた老人会の人々は、本研究の基になった「ご当地体操」の3ケ月実施後の身体、体力テストの結果、日本整形外科学会「ロコモ」診断基準のより改善し、対象者の獲得が困難な状態となった。とともに、少しの運動に対し、反応しやすく介入もしやすい可能性が想定されるようになった。また、効果的な筋活動についても考えやすくなっている。 書記の計画では、「ロコモ」診断基準に該当する協力者数を確保し、事前の身体、体力テストを基に筋活動を促進する体操のベースができ、体操実施協力者に体操を紹介し、体操を完成させていく段階にある。 しかし、協力者の特定ができていない状態であるが、前出の老人会の紹介による「ロコモ」診断基準に該当する協力者の募集を実施している。その他にも公開講座スタイルで同日に「ロコモ」診断基準に該当する人を広く近隣より募集する計画を立てている。計画が大幅に変更された感があるが、その後の対応に関しては、当初の計画よりも順調に進むと考える。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
研究協力者の選定に戸惑っている。当初予想した体力テストにおける「ロコモ」診断基準に該当する協力予定者が本研究の基になった「ご当地体操」野継続実施後データ改善を認め対象から外れてしまったことによる。
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Strategy for Future Research Activity |
1.「ロコモ」診断基準に該当する協力者を40人募集する。診断基準に関しては、2種類の体力テスト種目一つに該当すれば良い。開眼片足立ち15秒以下の人を紹介で募っている。 2. 協力者の身体、体力テスト及び主観的な日常生活に関する質問について調査を実施する。 3. テスト結果を基に体操協力について説明し、1回/月定例会を開き、体操を作成する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究協力者の選定の変更に伴い、広く市内及び近隣から研究協力者を募集することになる可能性が高い。協力者との話合いによるが、謝礼、交通費等の割合が高くなると考えられる。体力テストや短期間で結果分析を実施するための人件費などが増加すると考えられる。
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