2012 Fiscal Year Research-status Report
C型肝炎患者の治療中のセルフマネジメントを促すグループ介入プログラムの効果の検証
Project/Area Number |
23660052
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Research Institution | Hyogo University of Health Sciences |
Principal Investigator |
鈴木 久美 兵庫医療大学, 看護学部, 教授 (60226503)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松本 麻里 兵庫医療大学, 看護学部, 講師 (30295109)
酒井 謙 兵庫医療大学, 看護学部, 助手 (70616416)
片岡 優実 兵庫医療大学, 看護学部, 非常勤講師 (70640514)
岩井 孝史 兵庫医科大学, 医学部, 病院助手 (50566685)
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Keywords | 看護学 / 臨床 / C型肝炎 / セルフマネジメント / グループ介入 |
Research Abstract |
【目的】PEG-IFN・RBV2剤併用療法あるいはPEG-IFN・RBV・テラプレビル3剤併用療法を受ける患者を対象に併用療法に特有の倦怠感、不眠、うつ、QOL、治療に関する困難等について主観的・客観的指標を用いて治療開始前、治療中、治療終了後の経時的変化を明らかにすること、またグループ介入プログラムの効果を検証するために治療中の患者にプログラムを適用し、介入群と対照群において比較分析することを目的とした。【方法】対象:2剤あるいは3剤併用療法を受けている20歳以上のC型肝炎患者で研究協力の同意が得られた者。データ収集方法:信頼性・妥当性の得られている倦怠感スケール、ピッツバーグ睡眠質問表、日本版BDI-IIの調査用紙と、アクティグラフを用いて測定する。これらのデータは、治療前、治療中(治療開始3ヵ月)、治療終了(治療開始6ヵ月または1年)後に測定する。また、治療に関する身体、心理・社会的困難についてヒアリングを実施する。分析方法:得られたデータを治療の時期毎に平均値や標準偏差等を算出し、治療前と治療中、治療後において分散分析を行い、倦怠感、不眠、うつ、睡眠・活動リズム、QOLに関して経時的変化を検討する。また、同意の得られた対象者に治療期間中グループ介入プログラムを実施し、倦怠感、不眠、うつ、睡眠・活動リズム、QOLに関してプログラム介入群と対照群で比較し、その効果を検討する。【結果】2剤あるいは3剤の併用療法を受ける患者6人から研究参加の同意が得られ、データ収集を開始した。しかし、1人は途中で脱落した。現時点で5人のデータ収集を行っており、治療前と治療開始3ヵ月、6ヵ月までのデータ収集が終了している。また、4回で構成したグループ介入プログラムを治療中の患者4人に実施し、本研究対象者5人のうち2人がこのプログラムに参加した。参加者のプログラムへの満足度は高かった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
研究目的に沿ってデータ収集を行っているが、研究分担者の交替により、データ収集の調整に時間を要し、目標よりも対象者の人数が少ない。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度が最終年度にあたるため、研究目的に沿って目標人数をめざして、データ収集を継続し、同時にグループ介入プログラムを開催し介入群のデータ収集もあわせて行う予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
今年度18,908円残ったが、次年度は対象者数を増やして、それに係る質問紙の印刷やデータ収集のための交通費に使用する。
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