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2011 Fiscal Year Research-status Report

新生児における痛みに対する甘味による鎮痛効果を明らかにする研究

Research Project

Project/Area Number 23660084
Research InstitutionKawasaki University of Medical Welfare

Principal Investigator

掛田 崇寛  川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 講師 (60403664)

Project Period (FY) 2011-04-28 – 2013-03-31
Keywords新生児 / 穿刺痛 / 急性痛 / 緩和
Research Abstract

本研究の目的は新生児を対象に穿刺痛に対して蔗糖の甘味刺激がどの程度鎮痛に寄与するかを解明することである。そのため、この甘味による鎮痛手段の有用性を明らかにするために、痛覚刺激に対する精神性発汗を中心に、より客観視できる評価指標を揃えることによって臨床研究への予備的検討をかさねた。まず、新生児の精神性発汗量の変動を適切に測定するために、測定用プローブを改良した。次いで、既出文献の研究結果を再度見直し、新生児を対象にした実験における有用な指標についても再度検討した。その上で、精神性発汗に加えて唾液中ストレス物質などの生理的指標を新生児の負担にならないように十分に配慮しながら、従来用いられている表情スケールによる評価も交えて評価するように研究を入念に計画し、現在は実験直前の最終調整の段階にある。尚、文献検討した内容については、平成24年度に国内で行われる看護系学会で発表予定(演題採択済み)である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

新生児を対象におこなう研究であることから主観的評価が難しいことから、痛み反応を客観的に評価できる指標について検討を重ねてきた。その上で、本研究では刺痛時の精神性発汗を痛み反応の主要指標の1つに設定した。しかしながら、新生児の手掌は発汗量を測定するプローブよりも想像以上に小さく、その改良と実験中の皮膚への密着を徹底させる工夫の必要があったことから時間を要した。ただし、現在までにプローブ自体を小型化でき、また実験中に用いるバンドも装着シールで改良できた。

Strategy for Future Research Activity

今年度はプローブの改良の必要性等で時間を要してしまい、研究の進捗がやや遅れた。それに伴い、計画全体を見直し、当初予定していた執行計画にも影響が出たことから、当該年度の予算の一部を翌年度に執行することとなった。そのため、平成24年度についてはデータ収集を急ぐとともに、成果の取りまとめについても精力的におこなっていきたい。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

次年度は関連医療施設でのデータ収集を中心に研究を展開していく。その上で、平成24年度からは助産師として数多くの新生児への対応経験を有している研究者に、研究分担者(1名)として本研究に加わっていただく。これについては既に研究分担者の追加申請をおこなっており、よりスムーズな研究展開につなげていきたい。また、データを効率的に収集するために、2施設での研究実施を検討している。

  • Research Products

    (1 results)

All 2011

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] Sweet stimulus as a mean of preemptive analgesia and its clinical implications2011

    • Author(s)
      Kakeda, T.
    • Organizer
      Joint Symposium for Soc for Nusing & Health Sciences and 10th Spinal Cord Sciences
    • Place of Presentation
      Yamaguchi University
    • Year and Date
      2011, October 21st

URL: 

Published: 2013-07-10  

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