2011 Fiscal Year Research-status Report
地域で生活する精神障害者の対人関係能力の育成による自立支援システムの構築
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23660090
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
日下 和代 群馬大学, 保健学研究科, 教授 (40302872)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂入 和也 群馬大学, 保健学研究科, 助教 (80361369)
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Project Period (FY) |
2011-04-28 – 2014-03-31
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Keywords | 精神障害者 / 対人関係能力 / 就労支援 |
Research Abstract |
本研究は、地域で生活している精神障害者を対象に心の知能指数・Emotional Intelligence Quotient (EQ)の向上に向けた教育的な関わりを行って、EQ教育、人間関係・コミュニケーションスキル教育プログラムを作成し実施すると共に、就労におけるジョブコーチ制を導入したシステム作り、社会参加を促進するケアシステムの構築と実践を行う。この取り組みを通して、精神障害者の就労や社会参加を支援し、生活満足度QOL3)を高めることを目的とする。さらに、これらのプログラムやシステム導入の精神障害者就労支援としての評価を行い、精神障害者就労支援に有効な要素を研究期間内に明らかにすることを目指すものである。まず、1施設において、対象の精神障害者の生活満足度QOLと対人関係能力EQを調査する。その6週間後に、同様の2回目調査をし、その間を対照時期とする。2回目調査後、介入である教育ポログラムを90分×3回(3週間)実施し、2回目調査から6週間後に3回目調査をし、2回目~3回目目を介入時期とする。他のもう1施設にも同じ介入をして、対象者を20人程度に増やす予定である。その後、2施設における対象者の対照時期と介入時期の比較により、プログラムの効果について比較分析する。その後、就労におけるジョブコーチ制を導入し、そのシステムと社会参加を推進するケアシステムの構築をめざし、その運営ほうほうについても検討してく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成23年度は、群馬県内の調査対象の精神障害者の施設、精神障害者共同作業所、デイケアに研究協力依頼をしたが、なかなか見つからず、困難を要した。結果的に精神科デイケア2か所が対象施設として協力していただけることとなり、 各施設長の研究協力書承諾書をもらい、大学の臨床研究倫理審査を受け、承認された。まず、1施設において、1回目の生活満足度QOLと対人関係能力のEQの調査を行い、デイケアに通所している精神障害者を対象に、行う介入としてのEQ教育、人間関係・コミュニケーションスキル教育プログラムを作成した。
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Strategy for Future Research Activity |
1回目の生活満足度QOLと対人関係能力のEQの調査から6週間後に2回目の調査を行い、その後、教育プログラムによる介入を行う。2回目の調査6週間後に3回目の調査を行い、教育効果についての分析評価を行う。その結果をふまえて、教育内容・方法の検討及び修正を行い、その結果を検証する。さらに内発的動機付け(障害者自身が積極的に取り組もうとするための意識付け)を高めるケアシステムの構築を行う予定である。また、就労におけるジョブコーチ制を導入したシステム作り、社会参加を促進するケアシステムの構築を行う予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
当初多くの調査データの入力作業を予定していたが、調査が遅れてしまい、入力作業が、次年度になってしまった。現在使用しているパソコンが古いため、データ保存専用のパソコンを購入する予定である。
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