2012 Fiscal Year Annual Research Report
既存映像を用いた動きのある3次元空間の再構築手法に関する研究
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23680011
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
西村 邦裕 東京大学, 先端科学技術研究センター, 客員研究員 (70451797)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 3次元空間 / VR空間 / 動画 / 重畳 / 動的な3次元空間 / 現地再生 / 領域型バーチャルタイムマシン / 3次元再構成 |
Research Abstract |
本研究の目的は,動画をあたかも目の前で起こっているかのような臨場感を伴う方式で視聴することにより,記録された過去の状況をよりよく把握できるシステムの構築である.本年度は特に現地空間での重畳を行うとともに,研究成果自体を社会的なアウトリーチ活動の一つとして展示につなげていく活動も合わせて行った. 実際の現実空間で,風景の上に動画を重畳させるためには,動画の位置と現実空間の位置を合わせる必要がある.Apple社のiPadなどに代表されるモバイル型の端末をクライアントとして利用し,位置合わせの計算はサーバで行い,ネットワークで通信することにより現地空間で重畳を可能とする仕組みを構築した.モバイルデバイスの内蔵のモーションセンサを利用すると追従性およびピッチ・ロールの回転方向については問題がなかったもののヨーの回転に対してドリフトが発生するという問題があった.そのため,特徴点ベースの姿勢推定を導入し,Levenberg-Marquardt法とTukey Biweight推定法を組み合わせ,特徴点対応の誤差を最小化させることでドリフトを除去する方法を構築した. また,現実空間で過去の写真を現在の風景に重畳することができるシステムの開発にも応用し,過去の写真が重畳された景色を追従するように設計することなどを行った.これはアウトリーチ活動としては,東京の万世橋駅付近の画像を重ね合わせる試みなどに応用している. 動的な3次元空間として,都市模型を動画で撮影し,航空写真とうまく接続することで,空中から都市を眺めつつ高度を変更しているように見せる仕組みに応用を行った.この映像を交通型ICカードを用いたインタラクションを行うメディアアート「Sharelog 3D」に応用し,東京駅の東京ステーションギャラリー,大阪のナレッジキャピタルでの展示につなげた.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Presentation] Train Window of Container: Visual and Auditory Representation of Train Movement2012
Author(s)
Kunihiro Nishimura, Yasuhiro Suzuki, Munehiko Sato, Oribe Hayashi, Yang LiWei, Kentaro Kimura, Shinya Nishizaka, Yusuke Onojima, Yuki Ban, Yuma Muroya, Shigeo Yoshida and Michitaka Hirose
Organizer
ACM ACE(International Conference on Advances in Computer Entertainment Technology)
Year and Date
20120000
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