2013 Fiscal Year Annual Research Report
生体的鉱物学的反応を利用したスラグ系廃棄物の付加価値発現型循環資源化
Project/Area Number |
23681014
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
高橋 史武 東京工業大学, 総合理工学研究科(研究院), 准教授 (00414376)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | スラグ系廃棄物 / 生体的鉱物学的反応 / 高付加価値化 / 循環資源化 / 誘導化リン酸処理 / 有機アパタイト複合層 / 生体親和的表面 / 環境浄化機能 |
Research Abstract |
スラグ系廃棄物のリサイクルが社会的に求められている。スラグリサイクルには無害化の他に付加価値を与えて市場競争性を持たせることこそが重要だと考え、簡易に無害化と高付加価値化を実現する技術(誘導化リン酸処理)を開発することを本研究の目的とした。誘導化リン酸処理によってスラグ表面に有機アパタイト複合層を狙い通りに形成できた。強酸性条件で有機アパタイト複合層を部分分解したところ、層状にアパタイト複合層が形成されていることが確認できた。また、アルギン酸ナトリウムを誘導剤として用いた場合は強酸性条件でも分解することなく、高い耐性を示した。塩酸を用いた強酸性条件での溶出試験において、有機アパタイト複合層を形成することで重金属の溶出が抑制される効果を確認した。本研究では、有機アパタイト複合層にバイオフィルムを形成させ、微生物による環境浄化機能を与えることを目標とした。狙い通り、有機アパタイト複合層の表面にバイオフィルムが形成されることを確認できた。ただし、狙う効果を発現できる微生物をバイオフィルムに安定して固着できるかは今後の課題である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)