2013 Fiscal Year Annual Research Report
ニュートリノにおけるCP対称性の破れの探索のための二次粒子強度モニターの開発
Project/Area Number |
23684016
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Research Institution | High Energy Accelerator Research Organization |
Principal Investigator |
中平 武 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 准教授 (30378575)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | ニュートリノビーム / 大強度陽子加速器 / ビームモニター |
Outline of Annual Research Achievements |
二次粒子強度モニターの構造に関して、懸案であった高放射線環境下での使用に耐えるCT(Current Transformer)の信号線の絶縁方法を決定した。もともと磁性体に巻き付ける信号線としては、放射線環境下での使用実績のあるMI (Mineral Insulator)ケーブルの採用を考えていた。しかし、MIケーブルの金属被覆にも信号と同じ電圧が印可されないよう一定間隔で切断面を入れる必要があるが、信号線や絶縁体の健全性を保持するのが困難であることがわかった。そのため、機械的結合により自立する銅製部品と絶縁セラミック部品により信号線を構成する方法を考案した。さらに、放射線損傷による劣化や二次粒子収束用のパルス電磁石の振動の影響などでこれらの部品やその破片が脱落しても、放射化した部品・破片を周囲に飛散させないようにする無機材料による筐体におさめる構造とした。また、放射線照射による発熱に対する冷却方法も決定した。筐体のアルミ製部品に水冷機構を持たせ、絶縁セラミックを介してCT本体と熱接触をとることでヒートシンクとしての機能させる間接冷却を採用した。これら新たに考案した機構に基づいて、二次粒子強度モニターの試作機の全体設計行い、試作機を製作した。製作した試作機に対して、基本的な性能評価を行なった。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)