2013 Fiscal Year Annual Research Report
糸状菌の病原性発現過程におけるポラリソームと活性酸素生成複合体のダイナミクス
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23688006
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
池田 健一 神戸大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (40437504)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 活性酸素 / 宿主侵入 / NADPH oxidase / ポラリソーム |
Research Abstract |
NADPH oxidase (Nox)が活性酸素種を生み出すために必要な因子と考えられているRacAの機能解析を行った。ナシ黒斑病菌におけるRacA遺伝子をクローニングし、遺伝子破壊株の作製および、局在性評価のためのRacA-蛍光タンパク質融合レポーター株の作製を行った。racA破壊株は、病原性を完全に失っていたが、その他にも多様な表現型に影響を及ぼしていた。その一例として、胞子の複数個所からの発芽、多分岐などの表現型が認められた。さらに、細胞壁成分のキチンを検出できるWGA (wheat germ agglutinin)の染色性を評価したところ、発芽菌糸においてほとんど陽性反応が認められなくなっていた。また、RacAの発現パターンをリアルタイムRT-PCRにて評価したところ、ナシ葉上においては接種4時間後にピークが生じ、セルロース膜上においては8時間後にピークが遅延することが明らかとなった。また、N端にEGFPを融合させたレポーター株を蛍光顕微鏡観察したところ、菌糸先端部分および隔壁領域に局在が認められた。また、液胞領域には局在しないことが明らかとなった。さらに、racAを欠損させた株にアクチン局在性レポーター株であるLifeAct-EGFP変異株を作製し、蛍光顕微鏡観察を行ったところ、栄養菌糸におけるアクチンの先端領域への局在性が消失することが明らかとされた。 このLifeAct-EGFPレポーター技術を用いて、⊿noxB変異株においてもアクチンの局在性を評価したところ、野生株において認められた付着器先端領域におけるアクチンの局在性が失われていることが明らかとされた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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[Journal Article] Is the fungus Magnaporthe losing DNA methylation?2013
Author(s)
Ikeda, K., Vu, B. V., Kadotani, N., Tanaka, M., Murata, T., Shiina, K., Chuma, I., Tosa, Y., and Nakayashiki H
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Journal Title
Genetics
Volume: 195
Pages: 845-855
DOI
Peer Reviewed
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[Presentation] Attachment of airborne pathogens to their host; a potential target for disease control.2013
Author(s)
Ikeda, K., Kitagawa, H., Shimoi, S., Inoue, K., Osaki, Y., Nakayashiki, H., Park, P.
Organizer
10th International Congress of Plant Pathology
Place of Presentation
Beijing, China
Year and Date
20130825-20130830
Invited
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[Presentation] Multiple host adhesion factors in Magnaporthe oryzae –potential target for disease control-.2013
Author(s)
Ikeda, K., Kitagawa, H., Inoue, K., Shimoi, S., Osaki, Y., Park, P., and Nakayashiki, H.
Organizer
6th International Rice Blast Conference 2013
Place of Presentation
Jeju, Korea
Year and Date
20130821-20130823