2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23688031
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Research Institution | National Agriculture and Food Research Organization |
Principal Investigator |
蔦 瑞樹 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 食品総合研究所・食品工学研究領域, 主任研究員 (80425553)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 空間分解分光法 / 非破壊計測 / 食品品質評価 |
Research Abstract |
本年度は、これまでに構築した計測システム及び解析アルゴリズムを用いて、実際の農産物計測を試みた。試料には市販のアーウィンマンゴーを用い、1日に1回、4日間にわたって果実表面の空間分解分光スペクトルを計測した。空間分解分光スペクトル計測には、キセノンランプ光源(東京インスツルメンツ製SP99-OAP-SYS)、液晶チューナブルフィルタ(CRI社製Varispec VIS)及びモノクロCMOSカメラ(浜松ホトニクス製ORCA Flash 2.8)よりなるシステムを用いた。光源に光ファイバを接続し、その先端に結像レンズを装着して、試料表面上に直径約1 mmのスポット照明を行った。液晶チューナブルフィルタの透過波長を500-720 nmの範囲切り替え、各波長において画像を取得した。得られた各波長の画像に画像解析を適用し、波長、距離及び吸光度からなる空間分解分光スペクトル(Spatially Resolved Spectra: SRS)を得た。Parallel factor analysis (PARAFAC)により、空間分解分光スペクトルを2因子のスコア、波長ローディング及び距離ローディングに分解した。また、SRS計測を行った点の果肉硬度を、打音式硬度計(東洋精機製作所製ファームテスタ)により計測した。その結果、550 nm付近に色素成分によると見られる顕著な吸収ピークが観察された。また、果皮を除去して実測した果肉のスペクトルと第2ローディングの形状がほぼ一致していることから、第1因子が果皮、第2因子が果肉のスペクトルに対応していると考えられた。一方、第1因子得点、第2因子得点と果肉硬度の指標値には相関が見られなかった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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