2012 Fiscal Year Research-status Report
レシピからの調理行動モデル生成と個人適応型調理支援の実現
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23700133
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Research Institution | Osaka Institute of Technology |
Principal Investigator |
宮脇 健三郎 大阪工業大学, 情報科学部, 講師 (30585005)
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Keywords | 調理支援 / 個人適応 / 調理動作認識 / モデル生成 |
Research Abstract |
本研究の目的は,計算機が人間の調理行動を認識し,状況に応じた支援をおこなうために,レシピから調理行動認識用モデルへの変換手法を確立することである. このような目標を達成するため,平成24年度は,複数センサから得られる情報を統合し,人間がどのような調理動作を行っており,調理がどこまで進んでいるのかを認識する方式を確立した. 従来研究においても,「切る」「混ぜる」といった粒度での動作認識は行われていたが,「焼け具合」のような食材の状態変化を考慮した状態認識は行われていなかった. そこで,物体の3次元情報を取得可能な奥行センサと,手の動きを計測する加速度センサ,食材の見え方を取得するカメラを組み合わせて情報統合し,食材の状態変化も加味した調理の手順の進行の認識方式を検討した.このように食材の変化を検出することで,調理の案内を行うだけでなく,調理が正しく進行しているかどうかを確認し,間違いがあれば調理者に警告を促すなどの支援も可能となる. この検討結果は,2012年12月28日のThe 2nd. International Conference on Applied and Theoretical Information Systems Research(2nd. ATISR2012)にて発表した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究実績の概要で述べたように,平成23年度は当初計画の予定通り,調理に必要とされる動作の認識方式の確立と,調理の手順誤りに対する支援方式に関して検討することができたため,おおむね順調に進展している.
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Strategy for Future Research Activity |
平成25年度は,これまでの研究成果をまとめ,実現した要素技術「料理レシピからの調理行動認識用モデルの生成」「調理行動認識用モデルを個人適応させるためのパラメータ学習方式」「調理の誤り検出」を組み込んだ調理支援システムを用いて実験を行い,認識精度の評価やユーザ評価を得て総括する.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成25年度は研究成果の対外発表のため,国際会議への旅費および参加費用として30万円,国内での研究発表旅費として20万円を予定している.
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Research Products
(1 results)