2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23700170
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
TUNG Tony 京都大学, 学術情報メディアセンター, 助教 (30586061)
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Keywords | コンピュータビジョン / インタラクション / 3次元ビデオ映像 |
Research Abstract |
本年度は、ポスター発表などのグループコミュニケーションにおける参加者の意識・無意識的な動作・仕草を検出・分類し、action-reaction動作の持つダイナミクスをHybrid Dynamical System (HDS)を用いて分析した.具体的には、予め学習されたaction-reaction動作のパターンに基づいて、計測されたaction動作によって誘引されるreaction動作を予測するアルゴリズムを開発し、多視点グループコミュニケーション撮影システムで得られた映像データに対して適用し、その有効性を評価した。我々は,複数HDSで仕草や頭、腕、上体など全身のモーションダイナミクスを分析する新たなインタラクションのモデルを導入し,映像データの分析を行った. 開発したシステムは,複数の被験者が大型ディスプレイの非常に近くに立ち,一般的な深度センサの計測可能範囲外にある状態を想定した設定となっている.これは国際会議などでのポスター発表を想定したものである.当該システムはスマートポスターシステムとして平成24年3月に国際会議IEEE ICASSP 2012にてデモ発表された.システムは実時間での複数の映像・音声の同期撮影を実現し,顔検出もほぼ実時間で処理となっている. また上記のマルチモーダルインタラクションモデルは、その基礎アルゴリズムを国際会議ECCV-Workshop2012にて発表し、また最新の成果を平成25年7月の国際会議HCI2013にて発表する予定である.
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Research Products
(9 results)