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2011 Fiscal Year Research-status Report

共引用関係に基づく文献検索手法の高度化

Research Project

Project/Area Number 23700289
Research InstitutionGakushuin Women's College

Principal Investigator

江藤 正己  学習院女子大学, 国際文化交流学部, 講師 (10584807)

Project Period (FY) 2011-04-28 – 2014-03-31
Keywords情報図書館学 / 情報システム / 情報検索 / 共引用 / 引用索引
Research Abstract

本研究の目的は,共引用関係を利用した検索において,その長所「キーワード検索では見つけられない適合文献を発見できる」を強化し,より高度化させることである。本年度は,主に共引用関係を拡大的に解釈することに可能性があるか否かの検証と,文脈を利用して共引用関係を精緻にとらえる方法の開発を進めた。可能性の検証においては,まず,CiNiiやCiteSeerなどの引用情報を含むデータベースのデータを利用して,共引用関係を多段階に拡大解釈した場合,新たに検索結果に含まれる文献群はどのように増えていくのかについて解析した。また,新たに増える文献群がどのような特徴を持っているのかを調べるためのインタビュー調査(含む適合判定)の設計をおこなった。方法の開発においては,まず,キーワード検索では見つけることの出来ない適合文献を発見するための既存の検索手法について文献調査をおこなった。ここでは,近年研究が活発におこなわれているソーシャル検索等も対象とした。その後,調査した手法のなかで今回の開発手法がどのような位置づけにあるのか整理し,その結果の一部を口頭発表した。また,文脈を利用して共引用関係を精緻にとらえる方法の性能を向上させるために,既におこなっていた実験の結果をより深い観点から分析した。その結果,従来よりも文脈を精緻にとらえるための手がかりとして,文脈に含まれる語や文脈に含まれる引用文献の数などを用いることができる可能性があることが明らかになった。この結果を国際学術専門誌に投稿した(受理済み)。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本年度に実施を予定していたインタビュー調査(含む適合判定)時期を翌年度に変更したため。これはインタビュー調査の前提となる文献調査の対象を当初の計画より広げてソーシャル検索等を含めるようにしたこと,及び実験結果の分析について当初の計画よりも成果を得ることができたのでとりまとめを優先し論文投稿(受理済み)をおこなったことによる。

Strategy for Future Research Activity

まず,インタビュー調査(含む適合判定)を進める。その後,その結果を受けて検索実験をおこなうためのテストコレクションを作成する。テストコレクションの作成に平行して,従来よりも精緻に文脈をとらえる検索手法の開発を継続する。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

次年度使用額分については,主に,実施時期を次年度に変更したインタビュー調査(含む適合判定)の遂行に関わる費用に用いる。次年度に請求する研究費については,主に,テストコレクションの作成や研究成果の発表に関わる費用に用いる。

  • Research Products

    (2 results)

All 2012 2011

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] Evaluations of context-based co-citation searching2012

    • Author(s)
      Masaki Eto
    • Journal Title

      Scientometrics

      Volume: (受理済み)

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 検索システムの新たな動き-キーワード検索の限界を超えて-2011

    • Author(s)
      江藤正己
    • Organizer
      学習院女子大学学会講演会
    • Place of Presentation
      学習院女子大学
    • Year and Date
      2011年12月1日

URL: 

Published: 2013-07-10  

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