2012 Fiscal Year Annual Research Report
カプセル型内視鏡を体外から駆動する共鳴駆動型超音波モータの開発
Project/Area Number |
23700582
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
岡本 淳 東京女子医科大学, 医学部, 助教 (10409683)
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Keywords | Ultrasonic motor / Foil type motor / Capsule type endoscope |
Research Abstract |
本年度は、共鳴駆動型超音波モータの水中駆動実験を行った。超音波を受信する共振版を大、中、小の3サイズを作成し、振動源からの距離を変化させて回転数を計測した。共振板(小)においては、距離が2 mmの時の回転速度が4000 rpmまで上昇しており、他の共振板よりも高速で回転した。しかし、距離が4 mmの時には3000 rpm、6 mmの時には2000 rpmと、距離を離していった場合には回転速度が大きく低下していくことが分かった。また、起動トルクにおいても距離が2 mmの時に他の共振板よりも大きい値となったが、回転速度と同様に、距離が増すごとに大きく値が低下していくことが分かった。共振板(中)においては、距離が2 mmの時の回転速度は2500 rpmとなっており、共振板(小)より小さい値となった。しかし、距離を離していった際の低下は共振板(小)に比べ少なくなっている。また、起動トルクにおいても同様の傾向が見られた。共振板(大)においては、他の共振板に比べ回転速度は高くないが、距離を離していった際の速度低下は少ないことが分かった。また、起動トルクにおいても同様の傾向が見られた。今後は、周波数を変化させた場合の回転数の変化について検討を行なっていくとともに、トルク性能の向上に関する研究を行う。また、動物実験による機能確認,安全性の確認を継続するとともに,実用化へのトランスレーショナル・リサーチへ移行していく.
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