2013 Fiscal Year Annual Research Report
漸増負荷運動中の糖代謝応答は水泳運動と陸上運動で異なるのか?
Project/Area Number |
23700709
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
仙石 泰雄 筑波大学, 体育系, 助教 (30375365)
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Keywords | 持久性運動 / トライアスロン / 運動形態 |
Research Abstract |
最終年度において、大学生トライアスロン選手7名を対象とし水泳運動中およびランニング中の血中グルコース濃度の動態を漸増負荷運動テストを用いて分析し、4名のデータを収集することができた。 昨年度までの研究成果より、ランニング運動では高強度運動中に血中グルコース濃度が上昇するものの水泳運動では高い運動強度のステージにおいても血中グルコース濃度は上昇しないことを仮説とした。しかしながら、本研究の対象者においてはランニング中と水泳運動中どちらにおいても高強度運動中に血中グルコース濃度の上昇が観察された。これは、本研究に参加した大学生トライアスロン選手の水泳技能レベルが関与していることが推察された。すなわち、本研究対象者は上肢によるプル動作の技能レベルが低かったため、泳速度の調整を下肢のキック動作で補っていた様相が観察された。そのため、ランニング運動と同様に水泳運動中においても下肢筋の動員量が増大したため、両運動ともに血中グルコース濃度の上昇した可能性が考えられた。
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