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2011 Fiscal Year Research-status Report

ジュニアスポーツ選手の運動能力と発育・発達に関する縦断的研究

Research Project

Project/Area Number 23700741
Research InstitutionSenshu University

Principal Investigator

渡辺 英次  専修大学, 商学部, 准教授 (10348336)

Project Period (FY) 2011-04-28 – 2013-03-31
Keywords発育発達 / 運動能力 / ジュニア / スポーツ科学 / タレント発掘
Research Abstract

本研究は,幼児期から成長期にわたる選手を有するスポーツクラブに所属する選手を対象として体格,運動能力の測定を縦断的に行い,日本人に適した生物学的成熟度の推定式作成のための基礎データを収集し,発育発達のパターンを明らかにし,多競技・多種目のデータから競技種目の特徴的な体格,運動能力の指標を秋あらかにするとともに,一般小学生と比較し,ジュニア期に行うスポーツの効果について検証することを目的としている. 平成23年度は,11種目(バドミントン,サッカー,卓球,バレーボール,バスケットボール,チアリーディング,野球,空手,スキー,運動教室,一般小学生),52クラブ,1052名の測定を実施し,基礎データに追加することができた.得られたデータから学齢期男子を対象にウェーブレット補間法を適用し,さらにtake off age前後に相互相関関数を用いて体脂肪の加齢変化と体力・運動能力発達の関連性について検討したところ,take off age以前では,体脂肪と体力・運動能力との間に正の相関があるが,take off age以降では負の相関があることから,take off age以降では,体脂肪とスピード,俊敏性および瞬発力との間に相反的類似性があることが示唆された. 本研究を引き続き行い,縦断的なデータを数多く得ることにより,縦断的データにウェーブレット補間法および相互相関係数を適用することで,加齢変化に伴う類似性について,さらに詳細に検討できるものと考える.ジュニア期での運動習慣の有無や競技種目別の体格・運動能力の特徴を幼児期~青少年期まで関連させる事が出来るという点で非常に意義は高いと考える.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

平成23年度も多くのクラブにご協力いただくことができた.学校行事や遠征,試合等のタイミングで参加できなかった選手もいるが,ほぼ継続して測定を行うことができ,縦断的なデータを取得した.東北地域では震災の影響も懸念されたが,ジュニア期の選手達にとっても日常を取り戻すきっかけとなればという思いで例年通りの日程で打診し,タイムんぐの合わなかった1クラブが現在日程調整を行っている他は継続して測定を実施することができた. フィードバックについても7~10日程度で返却することができ,過去3回分のデータを併せて返却することができた. 被験者数の多いバドミントン競技についてはジュニアナショナルチームに所属している選手をピックアップし,運動能力の特徴を検討していることから,おおむね順調に進展したと考える.

Strategy for Future Research Activity

23年度の計画に従い,原則として同じクラブの測定を同じ時期に実施する.主たる目的は縦断的なデータの取得であるので,ターゲットとなる選手をピックアップし,多くの結果が得られるよう若干の日程調整も必要となる.得られたデータから競技種目別の運動能力を比較し,クラブごとの特徴,競技の特徴,競技経験年数から見た特徴を検討する. また,本研究ではジュニア期の選手をターゲットとしているが,別の職務として行っている大学生についてのデータの取得も継続して行っており,トップアスリートを含む大学運動選手のデータは競技種目によってはジュニア選手の目指すべき指標となりえ,データの関連性も高いと考えられる. データの連結を想定した際に現状では高校生のデータが不足していることから,無理のない範囲でジュニア測定に合わせて高校生の参加も促すことを検討したい.

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

備品について,垂直跳び・リバウンドジャンプを測定するためのマットの損傷が激しく,次年度に購入を予定している.これ以外には,旅費(北海道,青森,岩手,宮城,東京,石川,京都,大阪,兵庫,広島,香川,熊本ならびに学会出張等),消耗品(プリンタートナー,電池,コピー用紙,養生テープ等),謝金(測定補助並びにデータ入力),その他(投稿料,通信運搬料,機器修理費)を予定しており,おおむね研究計画通りの支出を予定している.

  • Research Products

    (1 results)

All 2011

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] ウェーブレット補間法による身体組成および運動能力の加齢変化に関する検証-学齢期女子の解析-2011

    • Author(s)
      三島隆章,藤井勝紀,渡辺英次,関一誠
    • Journal Title

      青森県スポーツ医学研究会誌

      Volume: 20 Pages: 7-14

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2013-07-10  

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