2012 Fiscal Year Annual Research Report
ジュニアスポーツ選手の運動能力と発育・発達に関する縦断的研究
Project/Area Number |
23700741
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Research Institution | Senshu University |
Principal Investigator |
渡辺 英次 専修大学, 商学部, 准教授 (10348336)
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Keywords | 発育発達 / ジュニア / スポーツ科学 / 運動能力 / タレント発掘 |
Research Abstract |
本研究は,幼児期から成長期にわたる選手を有するスポーツクラブに所属する選手を対象として体格,運動能力の測定を縦断的に行い,日本人に適した生物学的成熟度の推定式作成のための基礎データを収集し,発育発達のパターンを明らかにし,多競技・多種目のデータから競技種目の特徴的な体格,運動能力の指標を明らかにするとともに,一般小学生と比較し,ジュニア期に行うスポーツの効果について検証することを目的としている. 平成24年度は,14種目(アイスホッケー,サッカー,チアリーディング,バスケットボール,バレーボール,バドミントン,ラグビー,レスリング,運動教室,空手,卓球,野球,陸上,一般),61クラブ,1430名の測定を実施し,基礎データに追加することができた.測定結果に対して学齢期女子を対象にウェーブレット補間法を適用し,得られた結果から発育発達速度曲線に対して相互相関関数を適用した結果,スピード,瞬発力,アジリティーといった体力・運動能力の発達は身長の発育と類似しているが,敏捷性の発達と身長の発育の類似性は低いことが示唆された. 本研究を引き続き行うとともに,対象をジュニア期からユース期まで広げ,縦断的なデータを数多く得ることにより,縦断的データにウェーブレット補間法および相互相関係数を適用することで,加齢変化に伴う類似性について,さらに詳細に検討できるものと考える.あわせてこの時期での運動習慣の有無や競技種目別の体格・運動能力の特徴を関連させる事が出来るという点で非常に意義は高いと考える.
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Research Products
(3 results)