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2012 Fiscal Year Annual Research Report

高齢者の立ち上がり動作特性に合わせた椅子型筋力トレーニングマシン構造の開発

Research Project

Project/Area Number 23700760
Research InstitutionKinki University

Principal Investigator

谷本 道哉  近畿大学, 生物理工学部, 講師 (70435733)

Keywords椅子立ち上がり動作 / サルコペニア / 関節トルク配分
Research Abstract

本研究の目的は、高齢者の立ち上がり動作の動作特性に基づいた、筋力増強に効果的であり、かつ手軽に行うことのできる椅子型の筋力トレーニングマシンの構造を開発することであった。
当該年度は、高齢者を用いた椅子立ち上がり動作の動力学特性の分析をハイスピードカメラおよびフォースプレートを用いて行った。16名の高齢者を用いた実験から椅子立ち上がり動作の膝関節・股関節トルク配分と、脚伸展角度ごとの最大筋力の分析を行った。立ち上がり動作の膝関節・股関節トルク配分は概ね6:5であり、脚伸展の最大筋力は脚伸展角度が大きくなるほど増大する様子が観察された。
以上の分析結果に基づいた椅子型の筋力トレーニングマシン試作機の設計・制作を行った。今後、高齢者のサルコペニア予防のための筋力トレーニングマシンとして、本機器の構造を普及させていきたい。
また、高齢者の椅子立ち上がり動作の動作改善を目的に、立ち上がり動作時の「かけ声」の効果の検証実験を行った。上記実験と同じ被験者16名を用いて、通常の立ち上がりと最大速度での立ち上がりの2つの立ち上がり動作を、かけ声あり・なしの2パターンで行い、床反力、立ち上がり速度等の比較を行った。かけ声の大きさ、タイミングは被験者の任意とし、かけ声として「よっ」と発声してもらった。
発声を行うことによって、通常の立ち上がり動作では約5%床反力ピーク値が、最大速度の立ち上がり動作では約3%床反力ピーク値が増大した。また、発声のタイミングは床反力の増大する切り返し動作付近に出現していた。「よっ」(日常では「よいしょ」が良く使われる)と発声することで、切り返しのタイミングで強く力を発揮し、立ち上がり動作が強くなることが示唆された。

  • Research Products

    (1 results)

All 2012

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 椅子立ち上がり動作の動力学特性と首振りの効果2012

    • Author(s)
      谷本道哉
    • Organizer
      第67回日本体力医学会
    • Place of Presentation
      長良川国際会議場(岐阜県)
    • Year and Date
      20120915-20120915

URL: 

Published: 2014-07-24  

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