2012 Fiscal Year Research-status Report
身体非活動と石灰化:心臓・血管における石灰化病変の運動による予防確立と機序解明
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23700825
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
松本 泰治 東北大学, 大学病院, 助教 (90600528)
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Keywords | 生活習慣病 / 加齢 / 心臓病 / 石灰化 |
Research Abstract |
臨床研究:平成23年度の研究を継続して行い、毎年検査を重ねて行くが、登録時からの心血管イベントのデータも集積し、下記の身体活動量と石灰化の進行程度および心血管イベントとの相関関係も検討を行っている。 評価項目:以下の10項目を、登録しておいる。① 年齢、性別、身長、体重、腹囲② 生活習慣病の合併の程度:メタボリックシンドローム高血圧、糖尿病、高脂血症③ 合併症疾患の有無:心疾患脳血管障害、腎不全、慢性心房細動④ 症状の重症度(NYHA分類、ACC/AHAの心不全分類)⑤ 心エコー:左室駆出率、石灰化大動脈弁硬化・狭窄の評価⑥ 胸部CT:大動脈弁および冠動脈calcium scoreの評価⑦ 治療内容(薬剤名、手術(弁手術、冠動脈バイパス術など)の有無)⑧ 身体活動能力(Specific Activity Score; SAS)⑨ 身体活動量評価(図3、健康づくりの運動指針2006より) ⑩ Cystatin-C血中濃度 心血管病患者において、具体的に下記の4点、1. 身体活動量と大動脈弁硬化・狭窄・石灰化との相関関係2. 身体活動量と冠動脈石灰化との相関関係3. 身体活動量および石灰化とcystatin-c血中濃度との相関関係4. 身体活動量と心臓手術を含めた心血管イベントとの相関関係の検討中ある。 基礎研究:B. 心臓弁や動脈に石灰化をきたす高脂血症の小動物モデルを用いて、一旦形成された心臓弁や血管の石灰化病変に対して、運動療法が石灰化を退縮させるか否か (分子生物学的機序を含む)小動物(ApoEノックアウトマウス)に月齢1ヶ月より高コレステロール食を与え、月齢6ヶ月で心臓弁病変を確認した。月齢6ヶ月の時点で、運動療法群(トレッドミル15m/分、60分/日、5日/週)と非運動療法群の2群に無作為に分けた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
上記の通り、申請書に記載した研究目的に到達しており、おおむね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
月齢12ヶ月でvon Kossa染色による石灰化病変の程度の比較を上記の2群で行い、有意差が認められれば、病変部位における石灰化促進因子(BMP-2)などの分子発現や血中のcystatin-C濃度の2群比較を検討する予定である。 国内外の学会にて、研究成果を発表し、論文を作成、投稿したい。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
該当なし
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