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2011 Fiscal Year Research-status Report

子どもの体温リズムの実態と生活習慣関連因子との関わり

Research Project

Project/Area Number 23700846
Research InstitutionWaseda University

Principal Investigator

時澤 健  早稲田大学, スポーツ科学学術院, 研究員 (00454083)

Project Period (FY) 2011-04-28 – 2013-03-31
Keywords生活リズム
Research Abstract

体温リズムの測定には、リストバンドを用い、その中に温度および加速度センサー・ロガーを入れ計測する方法を用いた。子どもの生活リズムとして重要となる睡眠/覚醒リズムを反映させるため、末梢の皮膚温を指標とすることが最も実用的かつ正確であると考えた。適正なリストバンドの作成、温度・加速度センサーの保護など、「リストバンド皮膚温計」のデバイスの確立に半年間費やし、11月から小学校へ研究実施の説明および募集を行った。1月から2月にかけて、計34名の児童を対象として、10日間リストバンド皮膚温計を付けて、学校および家庭生活を送ってもらった。開始を月曜日からとし、土曜日・日曜日の休日をはさみ、翌週の水曜日に回収した。その間、日誌を配布し、特別な運動やイベントなどとともに、保護者の協力を得ながら起床時刻と就床時刻の記録を続けてもらった。34名中、3名の児童は途中で痒みなどを感じ、リストバンドを外し測定を中断した。それ以外の児童については、付け忘れなどの期間が3日以上続いた場合と、土曜日・日曜日のいずれかの日に付け忘れ測定ができていない場合には、データ解析から外す対象とし、1名が該当した。したがって、30名分のデータの解析を行った。現在のところ、個人データのまとめを終えたところであり、24時間の皮膚温の推移を10日間の平均で算出し、皮膚温が急上昇する時刻とその後急降下する時刻を、それぞれ就床時刻および起床時刻と仮定し、その結果については、各児童にフィードバックした。今後、加速度データとの関連および生活習慣アンケートとの関連から、生活リズムとの関連因子を算出する。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

測定方法の変更はあったものの、小学生のデータについて1年目で収集し終えている。

Strategy for Future Research Activity

昨年度のデータから当初の計画通り、リストバンド皮膚温計による生活リズムの測定についての方法論に関する論文を執筆する。また小学生を対象としたリストバンド皮膚温計によるデータ収集を進めるとともに、中学生を対象としたデータを新たに取得する。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

デバイスについては概ね購入済であるが、故障の可能性は常に考えられるため、測定前に予めチェックをしながら、追加の購入を検討する。募集やフィードバックが昨年以上に多くなるため、印刷代・書類関連の費用を確保しておく。

URL: 

Published: 2013-07-10  

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